【中学・高校内容】数学マスターのためにやるべきことを話します。
みなさんこんにちは!
学習PROJECTの富岡です!
今回は中学・高校内容の数学をマスターするためにやるべきことを話します。
現役の中学生、高校生だけでなく、再受験生や大人の学び直しとしても熱い数学ですが、多くの人がつまずくのも事実。
色々な注意点がありますので、そちらをお話ししたいと思います。
数学問題集チャートの完全攻略ルートはこちらに記載しています。
興味のある方はどうぞ。
①YouTubeを活用せよ。
まず第一はYouTubeを活用せよ、です。
現代は本当に便利な時代です。
YouTubeにわかりやすい授業が垂れ流されている時代です。
これはどんどん有効活用してください。
自学自習していると、必ずつまずくところが出てきます。
その単元についての解説をしてくれている動画が必ずと言っていいほどありますから、参照してください。
ただ、注意点があります。
YouTubeの落とし穴にだけはハマらないように注意してください。
私のおすすめは「Try It」です。
家庭教師のトライの先生方が基本を講義してくれています。
無料で見れるのでおすすめです。
(※私もトライのトッププロ講師ですが、宣伝ではなくて単純に良いのでおすすめということです(笑)。)
他にもたくさん良い授業をしてくれている先生方がいますから、色々探してみてください。
②参考書は分野別のものを選べ。
参考書はいつでも手元に置いておきたいもの。
YouTube以外で勉強する際にはかなり活用することになるものです。
ちなみに参考書は問題集とはまた別ものです。
どちらかというと解説メインの教材です。
数学の参考書は分野別のものを買いましょう。
そのほうがより精確に数学を理解できますから。
苦手単元ならなおのことです。
自分の苦手分野は参考書とYouTubeの二刀流で克服しましょう。
さて、参考書というとなんだか辞書のようなイメージが湧く人もいるかもしれません。
でも、昨今の参考書は違います。すごいですよ。
まさに“紙上講義”とでも言いましょうか、紙の上で授業を受けている感じです。
さらに最近では、QRコードを読み取れば無料で講義動画を見れるというものまで出てきています。
これはだいぶ最強ですね…。
大事なのは実際に書店に足を運んで自分で中身を確認することです。
「え、そんなこと言われてもわからないよ」という人もいると思います。
でもね、わからないなりに自分で調べる訓練をしないといつまで経っても他人の情報に踊らされる人になってしまいますよ。
参考書というのは自分の相棒みたいなものです。
テキトーに選んで良いものではないし、他人の意見を鵜呑みにして選んで良いものでもありません。
自分だったらこの参考書が使いやすそうだな、と思ったものを選びましょう。
最初は直感でもいいです。
レイアウトの綺麗さでもいいです。
徐々に参考書を選ぶということがどういうことかわかってきます。
ただ、私から言えることは、参考書は苦手分野を解説してくれている分野別のものを選びましょう、ということです。
③問題集は薄いものから始めよ。
とにかく不安な受験生たちは、網羅度が高いものを選びがち。
そのほうが安心なのかもしれませんね。
ですが、問題集で安心を買っているのは危険な状態です。
ほとんどの人がそれで不安を取り除こうとして成績が上がらず失敗します。
1000人以上の受験生を育ててきた私の経験から、網羅系の問題集を本当に使い倒せることができた受験生はかなり少ないです。
使い倒せればそういった問題集は“最強”です。
ただあくまでも「使い倒せれば」という条件付きです。
数学が苦手なうちは、“問題集は薄いものから始めよ”が鉄則です。
苦手なりにも1冊終えることができたという達成感は、肯定感と次への跳躍を産んでくれます。
ここでいう「薄い」とはページ数のこと。
最初はそれくらいがいいのです。
自信がついてきたら次のステップに進めばいいので。
周りが有名どころの問題集や網羅型の問題集をやっているからといって焦る必要はないですからね。
不安に漬け込まれて自分を見失うことは、受験において“敗北”を意味します。
以降は絶対に成績は上がりません。
今の自分には何が必要なのか。
そこに誠実でいられる人が最後に“勝つ”のです。
④解答を手書きで完全再現できるようにする。
数学で大事なのは、解答を自力で再現できることです。
最初のうちは解答を見ながらでもいいのです。
どんどん手を動かして解答をまねてみてください。
ですが最後には、何も見ずともその問題の解答を自力で完全再現できることが大切です。
そこまでできてその問題は合格です。
1回や2回触れた程度ではそこまではいけないのが普通です。
何度も間違えて、何度も疑問にぶつかり、再現できるようになっていくのです。
間違っても、問題が解けないからといって無力感に打ちひしがれたりしないでください。
間違ったり問題が解けなかったりするその経験こそ最も価値があるのです。
そして、それこそ勉強において進んでいる証拠なのです。
数学はできるようになるのは3周目以降だと思ってください。
3周目以降にだんだんできるようになってきます。
3周目ではまだできない問題もあります。
それでいいのです。
とにかく愚直に、解答を再現できるまで取り組むことです。
自分が納得し、これならもう大丈夫と思えるところまでやりこんでください。
⑤定義を日本語で覚え込む。
数学などの理系科目で最も大事な仕上げはここかもしれません。
理系科目こそ、言葉に忠実である必要があると思います。
私はよく生徒にこういう質問をします。
高校の数学Aでメインに扱う定理ですが、例えばこれを日本語で説明できるかを確認します。
最初のうちは「えーなんだっけ」とか「こんな感じのやつ」と図形を描きながら説明しようとしてくれます。
ですがこの段階はやはり“言語化”できていないのです。
日本語で定義をしっかり覚え込まないと、ちょっと形を変えられたら途端に解けなくなります。
お分かりですか?
数学あるあるの、「形を変えられたら解けなくなる」「定期テストでは点数が取れるけど模試になると点が取れなくなる」の正体はここです。
日本語で頭にインプットしておくからこそ、応用が効くようになるのです。
応用力はすなわち言語化の差です。
そういえば中学生でも合同条件や相似条件などを覚えましたよね。
こうした条件も日本語でインプットしたから証明問題が解けたわけです。
数学はどんどん考え方を学んで、どんどん間違えて、最後には自力で答案を再現することで成績は伸びていきます。
いつの間にか、見たことない問題でも、身につけた知識を駆使して解くことができるようになります。
そうすると、数学って面白いなとなってきます。
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朝の習慣についての記事はこちら。
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