【大学受験英語】リスニング力を上げるにはリスニング以外の勉強をしろ、という話。
🟠英単語はスキマ時間にやらない方がいい?!
みなさんこんにちは!
学習PROJECTの富岡です!
生徒から多くもらう質問の一つに、
というものがあります。
センター試験の時代のようにリスニングの配点が低い試験ならまだよかったのですが、共通テストの時代になり、リーディングと同じ点数とみなす大学も増えました。
多くの人にとってリスニングはどう対処すれば良いのかわからないものです。
具体的にはこんな悩みを持つそうです。
まあ、④の問題点はもはや作問者側にあるので受験生は気にしなくていいのですが(笑)
さて、①や②や③に答えるために、私はいつも次のように言います。
こういうと生徒たちは呆気に取られるんですね(笑)。
脳内処理が追いついていないのでしょう。
だからこう続けるのです。
その理由は何かもそこで説明します。
どういうことか。
まず、大学入試のリスニングは何も簡単な英会話じみたものではなく、大学でのアカデミックな英語に耐えうるだけの基礎力を見ているわけです。
そこで出題されるリスニングには、意図して高校レベルの英文法が散りばめられているということです。
それは放送文の中にも、選択肢にもです。
だから、リーディングがそもそもなっていない人がリスニングを一生懸命やったって、ただお経を聞いているのと同じ状況になってしまうのです。
しばしば受験生は勘違いをしていますが、リーディングとリスニングは別個のものではありません。
密接につながっているものなのです。
リスニングで点数が思わしくない生徒に、リーディングの点数を聞くとやっぱり思わしくない。
基となる土台ができ上がっていないわけですから、そりゃリスニングがすぐに上がるわけないのです。
だから私は言うのです。
リーディングをきちんと固めることができる人は、リスニングの勉強をしていなくても点数は上がってくるものです。
もちろん、リーディングの勉強の仕方次第でもありますが、そういうことが普通に起こります。
リーディングが固まった人が、ようやくリスニングの本格的な練習をして、どちらも高得点を叩き出すのです。
さて、ここからはリーディングが固まり、大体リーディングで点数が取れてきている人向けにいくつかリスニングの勉強のヒントを書いておきます。
①弱形の発音を学ぶ
私たちが日本で学ぶ英語は、そのほとんどが強形の発音です。
「I have been」を一生懸命「アイ ハブ ビーン」なんてやるわけです。
「for」や「to」も「フォー」や「トゥー」のように発音するわけです。
ただ実際に流れてくる音は「アィ ハッ ベン」であったり、前置詞に至っては「フ(for)」「ル(to)」 のようなほとんど聞こえない音だったりします。
弱形の存在を知らないといつまで経っても音を正しく認識できません。
きちんと弱形発音を学んでおきましょう。
リスニングの参考書を手に取ってみてください。
弱形について触れられていると思います。
そこから学んでください。
②音声を聞くことに集中する。
与えられた選択肢を目で追いながら、音声を聞くなんてそんな二重のタスクを多くの人ができるとは思いません。
100%全力で放送文を聞き取ってください。
意識を分散させて戦えるものではないのです。
100%で内容を聞き取り、まず何の話をしているのかを理解しましょう。
何よりもまずここが先決です。
小手先のテクニックに走ったって何も起きませんよ。
まあ1題くらいは選択肢を先読みするのはありですが、何個も先読みしたって覚えてないわけで。
選択肢を読むのが遅くて慌てている人は、さっきも言った通りリーディングがなっていないのです。
真っ当に正面から聞き取る。
単純でいて真理です。
③音声に続いて発音する。
リスニング力を飛躍的に向上させるのは、最後には発音です。
どんなに聞いたって、自分でどんどん使わないと頭打ちになります。
スクリプト(原稿)を見てもいいですから、それぞれの単語がどのように発音されているのかに注意して、音声に続いて発音してみましょう。
慣れてきたらシャドーイングをするのでもいいでしょう。
とにかく大事なのは、自分で発音してみる、と言うことです。
英語は発音なしに向上はあり得ません。
リスニング力向上の支えとなるのは、リーディングです。
まずはそちらを徹底してみてください。
その後にリスニングの勉強をすると成績が上がりやすいですよ。
みなさんの毎日の学びを応援しています。
🟢トッププロ講師による詳細解説&オリジナル記述解答付き!!
🔵受験で最も大事な科目は・・・現代文!!
こちらの記事が役に立ったな、良かったなと思った方はサポートしていただけるととても嬉しいです!