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YOUは何しに学習センターへ#17 村松陽

はじめまして、こんにちは。7月~9月のインターンとして来ました、村松陽(むらまつ ひなた)です。これから、自分のこれまでを振り返りながら初noteを書いていきます。

自己紹介
 静岡県出身、現在は東京の大学4年の21歳。文学部史学科の西洋史専攻です。教職課程も履修しており、高校地歴、中学社会科の免許も取得予定です。趣味は、散歩すること。何も考えず、フラフラ~と出歩いて景色を見たり、おいしそうなご飯屋さんを探しています。

「クレオパトラの鼻」に俺はなる!


 まずは、なぜ教育に興味をもったか話していきます。
フランスの哲学者のパスカルは「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史の局面は変わっていただろう。」と述べています。他にも、「バタフライ・エフェクト」ともいいますが、ささいなことが歴史を大きく変えるということです。教育も、ささいな教師の一言で、こどもに良くも悪くも大きな影響を与えることがあります。1人ひとりの生徒に向き合っていれば、良い影響が教室の30人に広がり、その生徒に子どもができたり、教師になる人がいたりして、社会全体へ広がっていく。そんなことを信じて、「もしあの先生に声をかけてもらわなかったら…」と言ってもらえるように、高校生の時に教師を目指し始めました。(他にも、子どもが好きなど理由はたくさんありますが…割愛します。)

教師になることへ疑問


 大学3年生の頃、貧困家庭の子どもたちに向けた学習支援のボランティアに参加しました。そこでは、勉強以前に学校や家庭に「いばしょ」がなかったり、様々な困難を抱えている子どもたちがいました。他にも、子どもたちや若い人の「生きづらさ」を聞く機会が多くありました。自分自身もコロナの影響もあってか、同じようなことを感じていたのかもしれません。そんな困難に向き合い、「いばしょ」を提供したり、「生きづらさ」を解消するために学びによって「生きる力」を身につけてもらうには、今の自分では力不足だと感じ始めました。
 そして、大学4年の春までは教師を目指していましたが、メンタル的に疲れていたのもあって、今教師になっても忙しい中で1人ひとりに向き合える能力はないと感じ、今年度は教師になることをやめました。

自分の性格


 僕は、1人が結構好きです。大人数と関わることが苦手ですし、疲れてしまう性格です。(子どもと関わるのはなぜか疲れないような…)ですから、あまり濃い人間関係をつくろうとしていませんでした。また、考えすぎて行動に移せないタイプの人間です。これまでは、あまり自己開示をしたり、行動したり、誰かに頼らずとも何とかなっていました。ただ、何かに挑戦したこともない、失敗したこともない、学校という世界しか知らない、1人でできることもないという状況で、何も自分にはないなと思うと同時に、このままではダメだなと思い始めました。さらに、1人でできることの限界を感じることが多くなっていました。しかし、なかなか性格は変えられず、殻も破れず、とうとう大学も最後の年となってしまいました。

YOUは何しに学習センターへ

なぜ学習センター?


 家族に「島前の教育すごいよ。」といわれて学習センターを知りました。これまでの教育に対する疑問のヒントがあるのかもと思って訪れることを決めました。
 子どもたちにとっても、自分自身にとっても学校という世界しか知らないのは、選択肢を狭めてしまいますし、「いばしょ」も学校か家庭にもなければなくなってしまいます。もっと多様な大人と密に、そして流動的に関わって視野を広くしたり、自分や社会の課題と向き合っていくことが「生きる力」につながっていると思います。学校では「主体的・対話的で深い学び」が推進されていますが、教育実習をしていて難しさと「主体的ってこのやり方であってる?」と悩みました。都市部では、多くのNPOやボランティアの活動が行われていますが、補完できないこともあると思っています。重要なのは、「地域」なのでは?と思い始めました。学校と密接で、地域にひらかれ、様々な企画があったり、子どもたちも主体的に活動している学習センターに興味をもちました。

島前と学習センターでの目標


 まずは、生徒とたくさん話をすることです。短い期間な上に、生徒が夏休みに入るということもあり、会える機会は少ないです。その中で、安心して自分から悩みや意志を相談してもらうには、たくさん関っていく必要があります。(時には、手を出さずに見守ることも)
 そして、教育と地域の関係性も探るには時間がかかります。学習センターだけでなく、教育にかかわる様々な人や島前の方と多く関わり、その現状を知りたいと思います。
 今後は、多くの生徒やスタッフ、地域の人の「価値観・感情・経験」に注目しながら、学習センターで自分のできることを明確にしています。失敗することもあるとは思いますが、それを恐れず、人に頼りながら、「つながり」を大切にしながら頑張っていきます。

3か月という短い期間ですがよろしくお願いします。

ひなた

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