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認知特性について

私が伝えたい認知特性について、どう伝えるか考えてみようという第一段。
資料はたくさんあるがそれを読もうにも、予備知識が必要だし急に話し始めても伝わらないだろう。

そこで、以前紹介した「伝え方の本」と合わせて考えていこうと思う。

Step1
興味をひく(Interest)
「これがわかると、こんなことができるようになるんです!」
「これをわかっていないと、こんな悲惨な結果になってしまうかもしれません」

頭のいい説明は型で決まる

こういった言葉を使うことで相手の意識は変わるらしい。
うん、うん、広告でも陰謀論でもよくみるフレーズです。

著者の具体例は
「これは絶対に入試で出るところで、…」
「これができないと他の受験生に差をつけられちゃうよ」

頭のいい説明は型で決まる

うんうん、これは~なんか知ってるきがしますね。
でも読み進めていくと、この本ではもっと具体的に、
より個人に合わせて欲求の刺激を行うことの大切さが書かれています。

「もし、いい男に出会いたかったら、優れた大学に入ったほうが確立が高くなるよ。だって、そこには受験勉強という苦難を乗り越えて受かった人がいるわけだから、そんじょそこらのことじゃ投げ出さない頑張れる人のはずだ。それに、レベルの高い人たちが集まれば、それだけ将来その人にとってのビジネスにも好影響を与えるはずだ。そんな将来性のあるいい男って、若いだけの女性は選ばないと思うんだよね。それなりの教養があって、自分と同じ水準でコミュニケーションが取れる女性を好むんじゃないかな。そんないい男と出会うためにも、化粧品で外見だけを磨くんじゃなくて、勉強で内面を磨いてみないかい?本当にいい男って、内面をしっかり見てくれるはずだよ。そんないい男を、外見だけ磨いて今すぐ狙うよりも、内面を磨いて君自身がいい大学に入ってから狙うのでも遅くないんじゃないかな?

頭のいい説明は型で決まる

これが極端な言い回しであることは著者も理解しているので内容には触れなくてよいだろう。大切なのは、聴き手が今持っている欲をもっと大きな欲に変えてあげればいい、らしい。聴き手とは誰だろう、色々いるから調べたり分類してみたりしよう。


認知特性を知って得する人とは?

①悩み苦しみ系
 認知特性を知らないことで悩みが生じている人
 ⇒知ることで悩みが解消される
 認知特性知らないことで苦痛を味わっている人
 ⇒苦痛が和らぐ

②現場でのコミュニケーションで困っている人系
 職場でのコミュニケーション
 学校でのコミュニケーション
 友人とのコミュニケーション

コミュニケーションにおける情報の受け取り方は(※1)個々人の「認知特性」によって異なるため、人と会話をしたり、メール、ツイッター等のSNSでやりとりするといった場合に、コミュニケーション(意思疎通)が上手くいかない原因になることがあります。
(※1)伝わりやすいように一部書き換えています。

認知機能の見える化プロジェクト

③支援の場面
 当事者の困りごとを理解しやすくなる、適切な対応がしやすくなる

認知特性を考慮した支援は、本人が保持している能力を活用することにもつながります。そしてそれは、本人の尊厳を守り、意思決定を尊重する支援のためにも大切です。

認知機能の見える化プロジェクト


小結論

noteを書きながら分かった、現時点での結論としては、
認知特性は他者理解に有効だということが分かった。
どうしよう、大変だ。
人は他人を理解したいなどと考えていない生物なのに。
こういう場合は視点を変えて、
自分の主張を通しやすくするため、
他人の意図を理解して自己防衛をするため
に有効だ、
と言うしかないかもしれない。


認知特性を知って得することとは?

ビジネスの方面を見てみると、
NLPという自己啓発技法を中心とした学問がある。
どういうものなのかNLPの歴史から見てよう。

神経言語プログラミング (Neuro-Linguistic Programming) 

Wikipedia

NLPの歴史
1980年代初頭
 NLPは心理療法とカウンセリングの重要な進歩ともてはやされ、
 カウンセリング研究や精神医療から一定の注意を惹いていた。


②1980年代中頃
 「カウンセリング心理学ジャーナル」や、全米研究評議会などで、
 PRSやNLPの仮説には、支持するデータや、
 実証できる基礎的データがほとんどまたは一切ないことが発表された。
 1998年には、マイケル・ヒープも、客観的で公正な調査において
 NLPが主張するPRSを支持するものは一つもなかったとの結論に達した



③現状
 NLPで教えられたことをそのまま受け入れる人、セミナー、著作が多数
 ある一方で、一般の社会科学にはまったく採り上げられていない。 
 NLPの理論やどう機能するのかを研究する試みはあったが、1999年時点で
 その数は少なく、販売されているNLP関連書籍などの販売部数との差が
 かなりある。


④2008年時点
 NLPを臨床で使う科学者・研究者たちが、このような実証不足を憂い、
 リサーチプロジェクトを立ち上げている。
 戦闘経験から来るPTSD改善のためにNLPを使用する慈善団体があり、
 アフガニスタン紛争の退役軍人でNLPを受けてPTSDが緩和したという
 人もいる。


⑤2007年
 2007年に出版されたスティーブン・パーマー、アリソン・ワイブラウの
 Handbook of Coaching Psychology: A Guide for Practitioners では、
 「神経言語プログラミング(NLP)コーチング」が、コーチング
 一手法として取り上げられており、コーチングの世界で用いられている。

Wikipedia-神経言語プログラミング


この歴史を見れば、NLPが怪しげなビジネステクニックだということが分かるだろう。

あ~今日はここまで!



https://haa.athuman.com/media/psychology/nlp/1565/

http://www.edu-c.pref.miyagi.jp/midori/tokushi/tomomanabi/tokuseirikai/tokusei_all.pdf

https://www.kyoto-seika.ac.jp/campuslife/advisement/gjh1lq0000002chw-att/a1622109208943.pdf


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