証拠(エビデンス)の強さによる情報分類

(山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信より引用)

この区分けは、頭を整理できる。

証拠(エビデンス)があり、正しい可能性が高い情報
(病態)
・国、地域により致死率異なる
  ドイツ:0.5%、韓国、クルーズ船、武漢以外の中国:1~1.5%、
  日本:3.5%、武漢:4.5%、イタリア:10%
・感染後、症状が出るまでの潜伏期間は1から17日とばらつきがある(平均は7日程度)
・感染しても症状が出ない場合がある
・感染してもPCR検査で陰性となる場合がある
・発症しても多くの場合は発熱や咳などの軽症
・高齢者や持病を持つ患者を中心に一部の患者では肺炎等で重症化、致死率も高い

(感染)
・感染力(基本生産数)は、まだ確定していない。
・咳等の飛沫とドアノブ等を介しての接触で感染する。
・集団感染(クラスター)が世界各地で報告されている。
・クラスター以外(家庭内など)でも感染する。
・症状がなくとも、他の人に感染させる場合がある。

(対策)
・手洗いやマスクしていても感染することがある。
・ワクチンはまだ開発されていない
・効果の証明された治療薬はない

正しい可能性があるが、さらなる証拠(エビデンス)が必要な情報
(病態)
・年齢に関わらず、感染者の約半数では症状が出ない
・子供では感染して発症しても軽症が多い。ただし重症化することもある。
・食欲不振や下痢が主な症状の場合もある。
・インフルエンザと同時に感染することがある。
・心臓の筋肉にも感染し、心不全を起こす。
・嗅覚や味覚異常が主な症状の時もある

(感染)
・感染力は季節性インフルエンザより高い
・微小粒子で数時間生存し、感染の原因となる
 (咳やくしゃみ、大きな声で話すことにより発生する飛沫のうち、数十マイクロメーター以上のものは、速やかに地面に落下します。一方、数マイクロメーター以下の微小粒子は空中で数時間漂います。マイクロ飛沫、エアロゾル、バイオエアロゾルとも呼ばれます。空中に長時間漂う微小粒子による感染は、エアロゾル感染や空気感染と呼ばれます。麻疹はエアロゾル感染で広がることが知られています。新型コロナウイルスは、換気などの条件によってはエアロゾル感染する可能性も示唆されていますが、さらなる証拠が必要です)
・帝王切開でも母子感染する可能性がある

(対策)
・手洗い、消毒は感染予防にある程度は効果ある
・感染している人がマスクをすることにより、他の人への感染を減らすことが出来る
・1~2年でワクチンが開発される
・抗HIV薬、抗インフルエンザ薬、抗ぜんそく薬など他の病気の薬が効果ある 

正しいかもしれないが、さらなる証拠(エビデンス)が必要な情報
(病態)
・喫煙者は重症化しやすい

(感染)
・致死率がクルーズ船や韓国と同程度と仮定し死亡者数から逆すると、報告されている日本の感染者数は少なすぎる
・多くの感染者が無症状、もしくは軽症なのは、自然免疫が関与している
・感染しても80%の人は、他人に感染させない

(対策)
・感染していない人がマスクをすることにより、感染予防にある程度が効果がある。
(私の家にある残り少ないマスクは、医療関係者の家族に使ってもらっています。もし咳とか症状が出たら、常時、マスクをします)

証拠(エビデンス)の乏しい情報
(病態)
・イブプロフェンは症状を悪化させる

(感染)
・暖かくなると感染は終息する

(対策)
・中国は対策に成功したので、感染拡大が再び起こることはない。
・感染者の報告されていない都道府県では、感染拡大の可能性は低い。
・屋外のイベントではクラスターの心配ない
 (着替え、食事、トイレなど、室内で人が集まればクラスターの危険あり)

(その他)
・新型コロナウイルスは人工的に作られた

(橋本壽之)

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