“生きることを肯定する思想にしか共感できない。”平野啓一郎か語る『本心』。
『マチネの終わりに』『ある男』が国内はもとより海外でも大きな反響を呼ぶなど
世界を舞台に活躍を続けている。
平野啓一郎。
その最新刊『本心』(文藝春秋)
舞台は2040年代。近未来の日本。
「母を作って欲しいんです。」
不穏で謎めいた言葉から始まるこの物語。
そのテーマは、自由死、格差。
「VF(バーチャルフィギュア)。お母さんのような存在を仮想空間にVFで作ってもらう・・」
「この小説はどのテーマも両義的でアンビバレント・・・」
「生きることを肯定する思想にしか共感できない。」
「いろんな愛が分断される社会の中でミクロなレベル方人々を繋ぎ合わせる。」
これは明日のあなたの物語。
あなたは大切な人の“本心”を知りたいですか?
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平野啓一郎
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。また美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆。著書に小説『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)『ある男』(読売文学賞受賞)、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』『考える葦』『「カッコいい」とは何か』等がある。最新刊は文藝春秋『本心』。
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