蒲田健の収録後記:津田大介さん
情報汚染に呑みこまれるな!
津田大介さんの最新刊「情報戦争を生き抜く」
インターネット、IT技術の急速な発展により爆発的に増加している「情報」。それは現代社会に大きな恩恵をもたらしていることは疑いのないことである。と同時にフェイクニュースに象徴されるような負の側面も肥大化している。そのような「情報戦争」の環境下で、我々はどのようにして意思決定をしてゆくべきなのか。
ジャーナリストとしてメディアアクティビストとして、その情報戦争の最前線に立ち続ける津田さん。
今作では様々なデータを用いて情報戦争の経緯、実態を明らかにしてゆく。
情報戦争は国境を越え、地球規模で複雑に絡まりあい、混迷の度を増し続けている。そこに解決策は存在するのだろうか?
津田さんご自身はインターネット黎明期から、ネットがもたらす未来は明るいはずという視点に立った楽観主義者を自認している。その見立てが誤っていたとならないことを、ネットの末端ユーザーとしても切に願う。「人類にインターネットは早すぎた」と未来人から嘆かれてしまわないためにも。
「情報が 乱れ飛び交う 世の中で
その羅針盤 いかに見つける?」
P.S. よどみなく、打てば響く明快さ。常に情報をキャッチアップし続けているからこそ、なのだろうなと思わせる切れ者です。
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