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インタビュアー蒲田健の収録後記

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収録後に感じたこと考えたことを語ります!
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2016年8月の記事一覧

蒲田健の収録後記:伊集院静さん

身近な人との別離。理不尽であればあるほど、

それを不運と思いたくなるであろう。

しかし去った後哀しみの淵に長く佇むことがあれば、

何のための出会いだったかわからなくなる。不運と思うな。

伊集院静さんの最新刊「大人の流儀6 不運と思うな」

大人は、辛い、苦しい、哀しい目に遭っている若者に胸の底で語りかける。

“決して不運と思うな。今その苦しい時間が必ず君を成長させる。

世間、社会、他人

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蒲田健の収録後記:江田証さん

昔からお腹が弱い傾向にあるけど、まあそれは体質なんだろうな、

と半分あきらめていた。

でももしかしたら、それは放置しておいてはいけないものなのかも・・・。

江田証さんの最新刊「専門医が教える おなかが弱い人の胃腸トラブル」

日本人の主要死因の一つである胃がん発生にピロリ菌が大きな影響を

及ぼしていることを突き止めた名医。

そんな栃木市の胃腸診察エキスパートのもとには、

日本全国のみな

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蒲田健の収録後記:白石一文さん

記憶は脳の中だけに存在するものなのだろうか?

その問いに対して、白石一文さんは最新刊「記憶の渚にて」で、

否という立場を示す。

森羅万象の情報の大海があり、そこへの個別のアクセスが

各々の記憶なのではないかと。

クラウドコンピューティングに近いイメージ。

大胆な仮説ではある。

しかしこの仮説に則れば、記憶違い、認知症、果ては予知や第六感、

生まれ変わりといったスピリチュアルと思われ

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蒲田健の収録後記:横尾忠則さん

日記という形で過去を記して自分の中から外に出しておくことにより、

今ここをしっかり生き切ることに集中することが可能となる。

横尾忠則さんの新刊「千夜一夜日記」

日本を代表する美術家の周りには様々なジャンルの

プロフェッショナルたちが引き寄せられ、交わり、反応が起こる。

本の帯に書かれた鷲田清一さんの表現を借りれば、

この日記は「稀代の、生身の史書」だ。

交友は華やかである。しかし決し

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蒲田健の収録後記:カブトムシゆかりさん

柔らかくか弱そうな幼虫が見事な鎧兜をまとい力強い姿に変貌を遂げる。

そんな完全変態を目の当たりにして、彼女は変化を恐れず突き進む勇気を

もらい、やがてその昆虫の名は彼女の芸名となる。

虫のお姉さんとして様々なメディアで活躍する、カブトムシゆかりさん。

思春期に周りの目を気にして虫好きを封印していた時期はある。

だが生来の昆虫への愛は隠しおおせるものではなかった。

日常生活の中で出会った

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