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インタビュアー蒲田健の収録後記

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収録後に感じたこと考えたことを語ります!
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2016年5月の記事一覧

「ひとの詩」最果タヒ 朗読:蒲田健



インタビュアー蒲田健による

最果タヒ「ひとの詩」の朗読を特別に無料配信中です!

是非お聴き下さい!

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蒲田健の収録後記:原田曜平さん

パリピ=パーティピープル

いかにも軽薄な雰囲気満載なイメージだが、彼らこそ流行を感知し

世に広める、経済を回していくのに欠かせないトップランナー集団の

コアメンバー達。

特にSNSが極めて重要なコミュニケーションツールとなってきている今、

その存在の重要性は増している、と原田曜平さんは説く。

ここ数年で爆発的に普及したハロウィン然り、セルカ棒(自撮り棒)然り、

インスタグラム然り。ブ

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蒲田健の収録後記:平田オリザさん

平田オリザさんの近著「下り坂をそろそろと下る」

右肩上がり、成長わっしょいわっしょいの宴は終了した。

“いや、まだ終わってないんだ“という者もいるかもしれないが、

大部分の者は終了したんだろうなと思っている。

宴の後は寂しい。

でもそのことに対してうつむく必要はない。

長いスパンで見れば宴は非日常なのであり、

その後の静かな日常がやってくるということだけなのだから。

まずは宴の終焉

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蒲田健の収録後記:穂村弘さん

「云われて初めて"あ、わかる"と思うけど云われるまでは言語化できない、

そのラインを超えたい」

穂村弘さんの指摘する短歌の可能性。

それは物事の本質を見出す、予定調和の切り崩し、ズラし。

31字という強制力があるが故に不純物は取り除かれ、

作品は言葉のタイムカプセルとしての永遠性を持ちうる。

万葉の古から現代まで脈々と使用され続けているこの短歌という

フォーマットのポテンシャルは伊達

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蒲田健の収録後記:西原理恵子さん



「不幸」の絶対値が高いがゆえに、今そこにある日常の愛おしさが

きらめき、絶対値が反転した「幸福」が立ち現れる。

では前提が「幸福」であったら、なにが出現するのだろうか。

西原理恵子さんの最新作「ダーリンは70歳」。

「YES!新世紀バカップル漫画!!」の文字が帯に踊る。

掛け値なし、見事なまでのバカップルである。

パートナーであるダーリン高須克弥さん(高須クリニック院長)が70歳、

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