「そんなのできるわけはない!」は時代や人が異なればそうとも言えない
親は自分の仕事を何十年もやっているわけで、ノウハウがあります。
ただ、ノウハウって曲者です。
「こうに違いない」「こうしなければならない」
という強い固定観念があります。
なので、後継者が新しいことをやろうとすると、
「そんなの、うまくいくわけがない」
と反対する側に回る理由となってしまいます。
50歳を過ぎ、若い人が何かに挑戦しようとするのを見ているとついつい
「ああ、そんなのうまくいくわけない」
って見ていて感じることが私でも多いです。
ただ、そう思っていても、やらせてみると、なんとかうまくいってしまうケースが多い。ふと、自分の過去とも照らし合わせてみる。
自分の経験が「無理」って決めつけてしまっている。
でも、、、
自分も「無理」って思われたことを若い頃やってきたわけで。
意外と自分も若い頃は軌道修正しながら当初思っていた過程ではないけど、結果的に本来の目的は達成していたこともあったり。後から「よくあんなことがうまく行ったなぁー」と思うことも。
例えば私の場合、30歳でこちらに戻り、ダイビングショップを始めた時、周囲からは批判の声の方が多かった。(どんな批判だったかはまた追々・・・)
つまり、何が言いたいかというと
「そんなの無理!」と思っていても
・今の時代だと環境やツール次第でできるようになっているかもしれない
・自分にはできないかもしれないが、異なるノウハウを持っている他人だったらできるかもしれない
つまり、時代や行動する人が変わればできるかもしれない。
ダイビングの場合、「ダイビング=密漁」のイメージが強かったが、折しもデジカメが登場し、誰でもが水中カメラを持ってダイビングをすることがスタンダードになった。
「獲る」ではなく「撮る」がダイビングの面白さだと思ってもらいやすい環境に変わっていったタイミングが後押ししてくれた。撮影した写真をインターネット上で公開することで、活動の透明性を証明できた。今ならば更に漁業頼みの食の観光から体験レジャーの必要性が更に後押しをしてくれている。
自分自身の経験からも言えることは、
時代が変われば簡単にできることになっているかもしれない
やる人によっては困難なことが意外と簡単に実現可能なことになる場合がある
と、言える。
自分が親世代になってつくづく思うのは、「自分ができないと思うから」という理由で若い人のやろうとしていることを否定してはいけないということです。
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