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やまと絵ってなんだ?[前編]

日本美術に興味のない人には、なんのこっちゃかもしれませんが「やまと絵」という言葉があります。日本的な絵、日本独自の絵画様式みたいな意味で使われます。
水墨画主体の厳格な雰囲気の中国絵画(唐絵・漢画)に対して、なんとなく柔らかくて彩りが美しい絵をイメージしてもらえればよいかと。
やまと絵師としては、土佐派系列の絵師もそうですし、俵屋宗達なんかもカテゴライズされることがあります。

いやー、最近このやまと絵という切り口で、日本絵画を通覧してみようと挑戦したのですが、思ったより手こずりました。やまと絵が指すもの、つまり言葉の定義が移り変わっていくんですよね。

それでも、日本絵画史上「やまと絵」という言葉が途絶えた時代はありません。それこそ現存例がまったくない平安時代からすでに「倭絵(やまとえ)屏風」が大量に制作されていましたし、以後連綿と形を変えながらも近代までやまと絵は続きました。

そんな流れが何とかつかめるような、解説動画をつくりました。

この秋には、東京国立博物館で特別展「やまと絵―受け継がれる王朝の美」が開催されるようです。

さすがはトーハクといった感じで、やまと絵の代表作、基準作はすべておさえた展覧会になりそうです。名品を一堂に揃えることができるのがトーハクの強みですから、変に奇をてらった企画ではなく、こういうドストレートな企画で、そのまま教科書になるような展覧会をやってくれるのは大賛成です。

展覧会の予習のつもりで、と言うにも早すぎますが(笑)、まぁせっかく作ったんでよろしければ解説動画みてください。

とは言え、今回も長くて視聴するのも大変なので、前編(vol.1~3)・後編(vol.4、5)に分けました。

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