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|008|勝亦優祐/建築家/32歳

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オフィスの本棚


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自宅の本棚

学生時代は木下庸子さんの研究室活動で東京の狭小住宅の研究をしていました。テーマ本がアトリエ・ワンの『Bow-Wow from POST BUBBLE CITY』でした。その本は12の章からなり、それぞれにはキーワードがあります。それらを深読みし、まとめ、空間モデルをスケッチや模型にし、ディスカッションする、という工程を同期と共に数ヶ月取り組みました。都市というぼんやりした巨大なスケールを、人や空間という小さいスケールから具体的かつダイナミックに捉えていく、そんな感覚を初めて味わい興奮したことを思い出します。ちなみに私は12章の「領有のはなし」が好きで、文中に人の振る舞いの反復や物による場所の占拠という一文がありますが、静岡県富士市のシャッター商店街の立体駐車場で行ったテンポラリーな建築、商店街占拠のインスピレーションになり、タイトルにも使わせてもらいました。


●棚主プロフィール

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勝亦優祐/建築家/32歳
勝亦丸山建築計画 代表取締役。1987年静岡県富士市生まれ。工学院大学大学院工学研究科(木下庸子研究室)修了。静岡県富士市と東京都北区の2拠点で、建築、インテリア、家具、プロダクトデザイン、都市リサーチ、地域資源を生かした事業開発等の活動を行っている。


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