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数の暴力に抗ってみることにした

若者が投票に行かない理由として、興味がないとかめんどくさいなんて言葉が挙げられる。
それとよくあるのが、「高齢者のほうが数が多いから若者全員で立ち向かっても太刀打ちできない」という意見もある。自分もそういう考えをしていた時期があった。
選挙権を得てから毎回律儀に投票していたが、「どうせ自分は少数派だから当選しないんだろう」とか思っていた。
実際にそうかもしれない。
世間が良しとするものが自分と乖離しているほど、自分の投じた一票は無駄になるのかもしれない。
そう思っていた。

しかし最近はそうでもないんじゃないかと感じてきている。
それは決して精神論的な話ではない。
自分の投じた一票が死票となることで、「国民一人分の声が無視されている」という事実が残るのだ。

もちろんそんな自分ひとりが増えたくらいじゃ世の中は何一つ変わらない。
ただ、自分が今こうやって突き動かされているということは、世の中にも一定の割合で何らかの情動で同じように考えている人間も少なからずいるということだ。
そこに数的根拠はない。ただ経験上そんな気がするだけなのだ。
だからといって票を投じないメリットなど特にないわけなので、
今回も懲りずに投票へ行こうと思う。

ぼくのように数の暴力に懲りない同志がいることを願って。

#私たちの選挙


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