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開発の「認識ズレ」を防ぐには、利用シーンの想像力が必要不可欠

フリーエンジニアとして、スタートアップや新規事業における、アプリやシステム開発に多く関わってきました。

「開発者」は「企画者」や「デザイナー」の意図を具体化して、コードに落とし込むのが主な役割です。そのプロセスの中で、企画者やデザイナーが意図していたものから外れたものを開発者がつくってしまうことは、極力避けたいところです。

それぞれの役割でできることがあると思いますが、「開発者」としてはどんなことを考えればいいのでしょうか。

個人的には、「利用シーンを想像すること」が最も重要なのではないかな、と考えています。

利用シーンを想像できればできるほど、間違いは少なくなる

エンドユーザーの利用シーンを想像することができると、企画者やデザイナーの意図も合わせて想像することができます。想像ができれば、明示されていない機能やデザインなど、開発者に委ねられがちな細部においても大きな間違いをせずに進んでいける可能性が高いです。

また、想像ができなければ、その意図を企画者やデザイナーに尋ねることができます。自身の想像が甘ければ利用シーンのイメージを膨らませることができますし、そうでなければ企画者やデザイナーに対しての有用な提言になります。

このように想像と議論を重ねていくことで、プロダクトに対する理解を深め、少しずつ認識のズレを減らしていくことができるはずです。

特に、リモートワークで深いコミュニケーションがし難い状態であったり、リソースの少なく明確にデザインしきれないような新規事業の開発では、チーム一人一人の想像力が及ぼす影響は大きいんじゃないかと思います。


つまるところ、ただ目の前にあるものをこなすのではなく、その先にあるものを常に想像しようってことですね。


以上です👨🏻‍💻

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