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司法試験の勉強法を全て紹介します!~司法試験の過去問・勉強法総論~

0はじめに

こんにちは。Gakkyです。

こちらのnoteは、司法試験の勉強法を紹介した以下のnoteの短縮版になっています。

記事の概要については、元の記事に記載しているので、そちらを見てみてください。こちらの短縮版では、元の記事の8~12章を抜粋し、司法試験短答・論文の勉強法、法律の勉強法総論、民法のまとめノート、を掲載しています。

抜粋部分の内容自体は全く同じなので、それそれのニーズに合わせて読んでいただければと思います!

※元の記事の抜粋なので、2つの記事を両方購入する必要はありません。誤って購入された場合には24時間以内であればnoteが返金に応じてくれるようなので、ご活用ください。

※お知らせ欄

6/6 誤字脱字・文意がわかりにくい箇所について修正をしました。
8/2 販売部数が完全版と併せて100を超えました!ご購読いただきありがとうございます。
9/8 司法試験に合格しました!
9/8 10章(5)(6)を新設し、基本書の使い方について加筆しました。

1司法試験短答について

(1)短答の重要性

短答の勉強方法ですが、意外と短答は重要なのでまずはその点を指摘しておこうと思います。

まず、把握している方も多いと思いますが、短答式試験には各科目の足切り及び合格最低ラインが存在します。

足切りは各科目の40%と設定されており一見余裕なように見えます。しかし、令和3年では、憲法75人、民法189人、刑法147人が足きりにかかっており、令和2年のような難しい年にはその倍の人数が足切りにかかっています。

また、合格最低ラインで考えると、令和3年は3392人中2672人が合格となっており、20%強が落ちていることになります。

短答で落ちてしまうと論文の努力がすべて水の泡になってしまうことを考えると、短答を軽視できないことがわかります。

さらに、短答の点数も総合得点として加算され、短答:論文の得点割合は1:8となっています。これは、短答1科目は論文式試験の1科目と同じ比重の配点が与えられていることを意味します。

したがって、刑事訴訟法や行政法を勉強するのと同程度の時間を短答に割く価値があるわけです。論文は一定程度勉強すると頭打ちになりやすい一方、短答は直前期でも伸ばしやすいという特徴もあり、直前期に点を伸ばす手段としてはかなり有効なのではないかと思います。

というわけで、足切り・合格最低ラインを下回らないという点から、そして司法試験合格の点数を効率的に稼ぐという観点からも、短答式試験はそれなりの重要性を持っていると言えます。

(2)勉強のスケジュールと分量

まずは、自分の勉強スケジュールを紹介していきたいと思います。

使ったテキストは短答過去問パーフェクトです。これは新司法試験が始まってからの全ての司法試験・予備試験の過去問を掲載したものです。問題数は民法611問、刑法353問、憲法364問と結構ヘビーです。

さて、スケジュールについてですが、自分はロースクール3年次後期から(司法試験の前年の10月から)、短答式試験の勉強を始めました。予備試験の勉強はしたことがなかったので、完全に初見の状態です。

まず、10月から1月末にかけて、民法・刑法・憲法を全て1周しました。この段階では暗記するというよりは理解することと、短答式試験の傾向を把握することに努めました(具体的な勉強法は次の項から説明します)。

1周目の具体的なスケジュールは、10月いっぱいかけて民法の1冊目が終了し、11月~12月上旬で民法の2冊目が終了しました。その後、12月は大学の授業の発表で忙しかったため一度中断し、1月に憲法と刑法をそれぞれ2週間程度で終わらせました。

内容の重さ的には、民法が圧倒的で、次に刑法、憲法といった順番だと思います。1周目は民法は10問/1時間、憲法は20問/1時間、刑法は17問/1時間くらいのペースだったのではないかと思います。

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