教育実習

世間ではお盆休みも終わり、日常を取り戻しているようである。
しかし、僕は今日も家にいて、「よー雨降るなー」「雷すごいなー」って奥さんと言い合っている。
社会復帰できるか不安になってきたこの頃…

2学期が始まると、教員を志望する大学生、もしくは、教員免許取得を望む大学生は教育実習が始まる。

自分が教育実習を受けたのは、かれこれ12年ほど前になる。

教育大学出身である僕は、附属小学校での2週間と公立小学校での2週間の合わせて4週間だった。

附属では1年生。公立では5年生を担当した。

今回は、附属での実習について書いていく。
附属では、1学級に1度に3人の実習生が配属される。そのため、任せてもらえる授業の数はたしか、2教科3時間以上だった気がする。

僕は、最後の研究授業を国語の「いろいろなふね」でおこなったので、国語数時間と算数1時間、道徳1時間をさせてもらった記憶がある。
そう考えると、2週間に3人がこれだけの授業をするということは、この期間の授業のほとんどを実習生がおこない、単元内で指導者がころころ変わるという子どもたちにとってもそわそわした期間だ。

放課後には、実習生3人と指導教諭で1日の振り返りと指導案作成、授業をした日には、そこに授業の反省が加わる。授業に向けて教材作成→空授業→模擬授業を経て、授業をしていたので、とんでもない時間を過ごしていた。

今考えてみると、指導教諭にとってはとんでもない負担である。

ここまで書いただけでも、子どもや指導教諭への負担を考えると、実習生への責任の大きさを感じる。もちろん指導教諭の仕事はこれだけではない。

この記事を読むと、「実習は子どもたちにも指導教諭にとっても負担だよ」と、とらえられるだろうけど、重く受け止めないでほしい。
実習生の指導は、附属小学校の役割であり、仕事なのだ。
もちろん実習を受け入れていただいているという思いは忘れてはいけないが。

この記事を見ている人の中にこれから実習をする学生さんがいたら、この事実は一旦置いといて、実習期間を楽しんで大きく成長して、教員への一歩を踏み出してほしい。


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