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【管楽器】あると便利な工具7選

さて、今日は日頃持ち歩いている工具箱の中から”これは持っておくと便利”という工具を厳選して紹介したいと思います。

楽器にとってメンテナンスは生命線ですが、どうしても今ここでどうにかしなくちゃ!!みたいなタイミングって割とありますよね。

そんな時、もしもに備えて持っておくと便利かなと思う道具をまとめてみましたのでご参考になれば幸いです。

あくまで緊急事態用です!楽器の修理は専門職にお任せするのを強くおすすめします。

①コニシ ボンドG17

ホームセンターで手に入ります。

100円ショップなんかにも置いてあることがあるみたいですね。

・コルクが剥がれちゃった!

・フェルトが剥がれちゃった!!

という時なんかに使える接着剤です。両面に薄く塗って、乾いてから貼り付けましょう。

結構ありがちなので楽器に使って良い接着剤として常備しておくと便利です。

※注:取れてしまったタンポの貼り付けには使っちゃダメですよ!!

剥がすのが大変で後々修理代が高額になってしまうのでタンポには使わないように気をつけましょう。

②ローハイドハンマー(マレット)

おそらく出先の応急対処で一番使っているのがこれ。

ハンマーのところが革でできているハンマーです。こんな感じ。

画像1

これは、固着して動かなくなってしまったネジ部に使います。

画像2

こういうところ。しばらく使ってない楽器のピストンを開けるネジ部って固着しやすいんですよね。

普通のハンマーで叩くと楽器が凹んだり傷ついちゃうので柔らかいハンマーを使います。

コツとしては、ネジの縁をねらって軽くコンコンと斜めに叩いてあげる感じです。

※あんまり強く叩いちゃダメですよ!!

楽器に限らず、外れるはずなのに固着して動かないような部分には”振動”を与えることで取れやすくなりますのでお試しあれ。#ほんとに魔法みたいに取れる

それでも取れない時は…

③ソフトタッチプライヤー

いわゆるペンチですね。

ただ、これもハンマーと同じで傷がつきにくいように挟む部分に柔らかいクッション素材が付けてあります。

普通のペンチを楽器に使うと間違いなく傷だらけになってしまいますので絶対にやめましょう!!

※いくらソフトタッチでも力いっぱいやっちゃダメですよ。

④並行プライヤー

こちらもペンチの一種ですね。

挟む部分が並行に面で閉じるため傷がつきにくいです。

特にクラリネットやサックスの芯金を抜き取る時に最適です。

右側の写真に写っている金属の棒ですね。

キイの中にはこのような棒状の芯金が入っていて、錆びたり汚れがたまることによって固着してしまったりします。

※ここはよっぽどのことが無い限り触らない方が良いです。できればプロに任せましょう。

⑤ドライバー&ピンセット

そうそう、基本的なところを忘れていました。

ドライバーとピンセットも大事ですね。

⑥バーナー(トーチ)

はじめに紹介したボンドG17のところで注意書きにしましたが、タンポを付けるのは専用の接着剤があります。

それがラック(シェラック)

これはヤマハの純正シェラックで棒状に固められた樹脂のようなものです。

バーナーで熱することによって溶け、冷えると固まるという特性があります。

というわけでタンポをどうこうしようという時にはバーナーが必要なんですね。#超上級者向けの話

リペアマンの間でよく使われているのがこのふたつ

ただ、もしもの備えのために持つにはちょっと大袈裟すぎるのでこのくらいでも良いと思います。

ライターサイズのミニバーナーですが、応急的な処置であれば十分使えます。#私もこれ使ってます

※タンポを触るのも超上級者向けなのでできればプロを頼りましょう

⑦工具箱

なんでも良いですが、できれば工具箱にまとめておくと”いざ”という時使いやすいです。

プロのリペアマンが持ち歩きに使うのはこんなのが多い印象

私が主に使ってるのはだいぶ廉価なこれ

でも、せっかくだから趣味に走って某特務機関のこれとか、

某巨大未確認生物のこれとかも好き。

というわけで今日はおすすめ工具紹介でした。

もう少し深い話はもし需要があればまた!!#ないかな?ないよね?あるかな。笑

今日も最後までご覧いただきありがとうございました!!


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