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意外と知らない大手外資とスタートアップ 外資の違い

こんにちは。キャリアコーチの田治です。

突然ですが、スタートアップ外資と大手外資の違いって分かりますか?

以前の私も明確な違いが分かりませんでした。
違いを理解しないまま、人生において重要な決断である転職をしてしまうのは、とてもリスキーです。

なので今回の記事では、大手外資の特徴、スタートアップ外資の特徴について書いていきます。



大手外資

「そもそも大手外資ってどんな会社がある?」って思う人もいるでしょうが。
一般的にはMicrosoft, Google, IBM, Amazon,P&Gのような会社が大手外資です。

大手外資の明確な定義はありませんが、大手外資は、日本でも既に知名度のあるサービスを提供し、社員数が1000名以上の会社が多いです。

ここで言えるのは、ただ大手外資だからといって、会社の規模が大企業ではないという点です。

一般的に大手というと数万人の規模の会社を想像しますが、外資系は少数精鋭な会社が多く、GAFAMの一角であるマイクロソフトジャパンでさえ役2500名程です。

一方日系最大企業のトヨタは、7万人の社員がおり、大手外資とは会社の規模が全く異なります。

また大手外資で歴史が浅い会社が多いです。
日系のいわゆる大企業は戦前の財閥系など古くからの歴史がある会社が多いですが、大手外資と言われる企業は、IT企業が多く、ここ20年で飛躍的に成長した会社が多いです。

もちろんIT以外にも消費財やコンサルティングなどの会社もありますが、いずれも1970年代以降に進出した会社がほとんどです。

スタートアップ外資

一方でスタートアップ外資は、グローバルではとても知名度があるサービスでも、日本支社設立からあまり時間が経っていなく、社員が300名に至らない会社になります。

サービス自体の日本での知名度が低く、日本での顧客数が少ないのも特徴です。

「具体的にどんな会社があるの」って思った人も多いでしょう。
Notion、DeepL、Zoomなどの会社があります。

「Zoomってそもそもスタートアアップ?」
「うちの会社でも使ってるし、知名度あるサービスじゃない?」

こう思った人もいると思いますが、実はZoomの日本支社はまだ日本でも200名程しかいない会社です。

要するに、スタートアップでも日本で既に幅広く利用されている知名度のあるサービスから、日本での知名度がゼロに近い会社までもスタートアップに分類されます。


大手外資入社するメリット

大手外資では、日本で長年安定的にビジネスをやってきた実績があります。
その中で、大手に入社するメリットが3つあります。

  1. 社内教育

  2. 会社のブランド力

  3. ビジネスの安定度

社内教育

まず最初に挙げられるのが、社内教育の充実度です。

長年ビジネスを行ってきた中で、社員の人材育成もシステム化が出来ており、右も左も分からないような業界未経験の方でも入社後に活躍出来るようにトレーニングが用意されています。

また大手の特徴として、これまで上手く行ったことをノウハウとして共有する会社が多く、人材育成のための教育の基盤が出来ている会社が多いです。

会社のブランド力

新卒就職の時は、会社の人気度を基に就職先を決める人もいると思いますが、外資大手に入社することで今後のキャリアの土台を形成することが出来ます。

ただ一方で、大手外資はキラキラした経歴を持つ人材を探しているので、逆に大手外資に転職するのはとても難易度が高く、その影響もありブランド力があります。

会社のブランド力で得られるメリット

①営業業務がしやすい
②転職しやすい

営業やマーケティングなどビジネスサイドの業務を行う人にとって、会社のブランド力があるのとないのでは、業務難易度が大分変わってきます。

知名度が低いサービスの営業の場合、会社名を伝えても知られていないことが多いので、営業の難易度が必然的に上がります。要するに、会社の知名度があるサービスのが、営業をする上で有利に進めることが出来ます。

また転職活動においても、知名度が高い大手外資から転職する際には、そこの企業で働いていた信用度があるため、書類選考通過率は高いです。
採用側も大手外資で働いてた求職者の経験やノウハウを入社してもらって活かしてほしいと考えており、長期的にキャリアを形成する上でプラスに働くことが多いです。

ビジネスの安定度

最後のメリットとして、ビジネスの安定性になります。

ビジネスの安定性と聞いてピンとこない方が多いと思いますが、日本市場に進出したての会社などはビジネスの収益化がうまく出来ず、早々に日本から撤退することがよくあります。

直近で日本市場から撤退した例で言うと、Food PandaやDIDI Foodがあります。
Food Pandaは、渡辺直美をCMに起用したりとかなりの予算を掛けてマーケティングもやっていましたが、上陸から2年程で撤退。

しかしながら、大手外資は数十年日本で安定的にビジネスをやってきた実績があり、突然日本から撤退するということはなかなか考えられません。

スタートアップ外資に入社するメリット

一方で、外資スタートアップは日本市場に参入してきたばかりなので、大手外資とは異なるメリットがあります。
スタートアップに入社するメリットとして、3つあります。

  1. 給与水準が高い

  2. 社内の昇進のスピードが早い

  3. 未経験でも転職しやすい

給与水準が高い

スタートアップの給与水準が高いと聞いて、こう思いませんでしたか?

「大手外資も給与水準が高いじゃないか」

実は、スタートアップの方が給与水準が高い傾向にあります。
なぜなら、大手外資は求人を出せば、多くの求職者が応募してくれますが、スタートアップはネームバリューがないことが多く、オファー額(RSUと呼ばれる株の授与なども含みます)を高く出すことで、大手外資と競合しております。

同じポジションでも、外資と大手では数百万円オファー額が違う事はよくあります。
もちろん会社とポジションによって、スタートアップ外資のが給与水準が必ずしも高いというわけでなはいですが、あくまで傾向として給与水準がたかいです。

下記が実際にオファーが出たケースです。同じ仕事をしていてもこれだけの差が出てしまいます。

大手CRM SDR(インサイドセールス)オファー額 550万円

スタートアップ外資 SDR(インサイドセールス) オファー額700万+RSU年間100万


またスタートアップは、RSUを付与する会社が多く、会社が成長し、株価が上がっていく中で、付与されたRSU額が数千万円になることもあります。

実際に私も以前毎年会社から数百万円程RSUを付与されていました。

社内昇進のスピードが早い

スタートアップは、毎年会社として売上を伸ばし、成長していくことが求められます。
その中で事業を拡大するために、採用も積極的に行うと同時に社内での昇進スピードも早いです。

特に未経験が入社するようなポジションで働いている人は、一年に一回昇進するのが当たり前です。
昇進する中で、営業からマーケなど未経験でも社内の違う部署に移れるのもスタートアップの魅力の一つです。

未経験でも転職しやすい

スタートアップも即戦力の人材を常に求めていますが、大手外資に比べ、業界未経験社も入社しやすい傾向になります。

理由としては、知名度がない中で求人を出しても、求める経験の人材があまり応募してくれないからです。

なので、業界未経験者でも比較的に挑戦しやすい傾向があります。

ただここで注意なのは、ポジションによっては経験必須なので、どこのポジションで応募するか気を付ける必要があります。


大手外資の特徴

大手外資の特徴ってどんなイメージですか?
一般的なイメージとは異なり、下記のような特徴があります。

  • 英語を使うポジションが少ない

  • 入社難易度が高い

  • 英語を喋れる人があまりいない

  • 日本支社設立から時間経っているため、社風が日本の会社

  • ルールが決まっており、給与形態などフレキシブルじゃない

  • 業界によっては、大量採用をしている業界もあり、一概に少数精鋭とはいえない

  • 社内トレーニングが充実

  • 新卒採用を行っている

  • 長年勤務している人が多い

スタートアップ外資の特徴

スタートアップって聞くとグーグルのオフィスのようなイメージを想像する人もいると思いますが、他にどんなイメージをもってますか?
下記がスタートアップの特徴です。

  • リモート推奨

  • 社内ルールなどが整備されていない

  • 社内トレーニングが充実していない

  • 上司が外国人で、オーストラリアやシンガポールにいる

  • 英語を使う機会が多い

  • 社内研修を海外で行う

  • 営業は一年に一回本社で集まりがある

  • 離職率が比較的高い

  • 裁量権を持って仕事が出来る

  • ビジネスの成長スピードが早いため、一年で会社のサイズが倍になる

  • 給与水準が高い

  • 給与以外にも様々な福利厚生がある

最後に

ここまで読んでくれた方は、なんとなく大手外資とスタートアップ外資の違いが分かったと思います。

「それで結局どっちにしたらいいの?」と思った方もいるでしょう。

ここで言えるのは、正解はないという事。
求める環境やキャリア形成を基に、考える必要があります。

もしどっちがわからない人は、是非気軽に相談してください。
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