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ネイティブの英語ほど聞き取りづらい理由
新しい会社で働き始めて3週間が経ちました。テック系の外資系企業、しかも日本法人がそれほど大きくない場合、通常は同時期に入社した世界中の仲間たちと一緒に、本社などで行われるOnboardingやBootcampと呼ばれるトレーニングに参加することになります。しかし、今回はパンデミック下ということでオンライン開催となりました。
オンライン開催ということは、参加者はそれぞれ異なるタイムゾーンにいるというわけで、時差の影響を緩和するために、近いタイムゾーンのリージョンごとに開催されることになります。私はAPACリージョンに参加しました。このリージョンにもオーストラリアやシンガポールなど英語のネイティブスピーカーはいますが、一方で日本や韓国など非ネイティブスピーカーもいます。そしてコーディネーター兼講師も非ネイティブスピーカー(といってもネイティブレベルの英語力ですが)です。
そこであらためて「ネイティブより非ネイティブの英語の方が圧倒的に聞きやすい」と感じたので、何故そう感じるのかを改めて考えてみました。
スピードが速い
まずは単純に話すスピードが速いということです。体感的には、ネイティブの話すスピードは1.25倍くらいあります。逆にいうと、録画されたコンテンツを視聴する時には、0.75倍くらいでスロー再生すると聞き取れたりします。なのでこんな時は「Could you speak more slowly?」とお願いしましょう。
語彙が多い
次に語彙が多いです。非ネイティブは、基本的な単語だったり、イディオムしか使わない/使えないのに対して、ネイティブは難しい単語や意味を知らなければ推測もできないイディオムやスラングを無意識に混ぜてきます。厄介なのは本人にとっては自然な表現なので、それが非ネイティブにとって難しい言い回しだということに気づかないことです。「Could you speak more simply?」とお願いしてみましょう。
発音の欠落が激しい
最後が発音の欠落の激しさです。単語同士がつながって発音される、くらいならまだしも、「get」の末尾の「t」とか「she」の先頭の「s」が欠落して、「get she」が「ゲヒ」みたいに発音されるに至っては永遠に理解できません・・・。「Could you speak more clearly?」とお願いするしかないです。
まとめ
ネイティブの英語が聞き取りづらい理由として、スピードが速い、語彙が多い、発音の欠落が激しい、という3つの理由を挙げてみました。最初の2つは、慣れや時間が解決する問題かもしれませんが、最後の1つについては、いくらインプットを増やしても改善が期待できないかもしれません(何度聞いてもわからないものはわからない)。私の改善エリアでもあるので良い答えはないですが、欠落を含めた発音のルール、Phonicsを勉強すると良いのかもしれないな、と思っています。
あとは聞き返し方が重要。単に「could you say that again?」と聞き返すのではなく、想定される3つの原因に応じて依頼の仕方を変えると良いと思います。
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