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花粉症対策ーエクササイズ

45年間、花粉症に悩む多くの方々にお会いしてきました。
ほとんどの人が一旦、花粉症の症状が発症すると自律神経は敏感に反応して毎日の生活に支障をきたしてしまいます。
それらの反応は化粧品に過敏に反応し、化粧品かぶれを引き起こす人間のカラダの仕組みのメカニズムに似ています。

化粧品は何を使用したか?がわかりやすく、反応の実験も比較的難しくありません。
化粧品カブれの原因は調べられても、花粉の接触は目に見えないので中々原因の特定は難しいものです。
多くの化粧品かぶれの症状をおこした人々と皮膚科に同行し、培った症例は大変役に立つものでした。
ある時、皮膚科でパッチテストを行いましたが、かぶれ症状を引き起こした化粧品ではなく、本人に見えない背中に水をクリームのように思わせ塗った所、発疹の症状が現れ驚いたことがありました。
人間のカラダは原因になるものに触れなくても、耳や目から入る情報でも反応する場合があるということを知りました。
色々な病気と同様に”病気では?”"花粉症では?""ギックリ腰では?"と感じて心配してしまう心の動きはより症状を悪化させることになりかねません。
体力や体質を改善をしながらカラダの反応癖を少しでもなおしたいものです。
"今年は大丈夫"と脳をだましながらエクササイズを実行して歪みを正し、筋肉をつくり体力をつけて下さい。


1【呼吸法】
花粉症を防ぐには肺を広げ、血液中の白血球を増やす呼吸法に工夫が必要です。免疫力が上がる効果的なエクササイズは重要です。
マスクが手放せませんがマスクは呼吸が浅くなりがちです。しかし、花粉や病原菌が気管に取り込み入りにくい長所があります。
花粉の少ない場所でしっかりタップリの吐き呼吸を癖づけし、ゆっくりたっぷり吸うクセをつけましょう。

マスクをしている時にできる"呼吸エクササイズ"をご紹介します。
マスクをしている時はくちびるを丸め→おへそを引き→胸を上げ→肺を広げ→背中の肩甲骨を中央に寄せ→くちびるを丸めたまま(10〜30秒)ゆっくり吐く。吐いた後は口輪筋を横に引いてニッコリと口角を引いて下さい。

前首、前肩、猫背の人に多い自律神経が乱れ、体力が低下しがちな季節は前傾胸郭を正して、上半身の姿勢を正し肺の働きが良くなるように肺活量を増やし肺に酸素を取り込み、血液中の白血球を増やすための体力アップエクササイズをしましょう!
また、花粉の少ない場所ではマスクを取り外し、以下のハンカチやティッシュをつかった呼吸法で更に肺の働きを良くしましょう。


【壁で片手腕のばし、肩関節胸郭正しエクササイズ】
花粉症の人は肩コリ、首コリ、頭コリもする人が多いので、上半身の肩関節、首関節、肩甲骨周りの筋肉も硬く固まるクセがあるものです。上半身の重要な関節や筋肉をほぐしましょう。
足を肩幅ほど開き、壁から20センチほど離れ壁の横で立ち、ひじを曲げず腕を伸ばしたまま指先をヒラヒラ動かしながらまっすぐ前方、上方、後方、脇下まで回したら手のひらを返し、手の甲をカラダの側面につけ、頭の横(側頭)でカラダを縦に伸ばします。

【花粉症対策スクワット】
花粉症の人は疲れやすいので、1日の座る時間は長くなるものです。
その時間の筋肉の歪みや緩みが原因で内臓下垂にもなりやすいものです。
筋肉を鍛える椅子でスクワットがオススメです。
椅子を横に置き上半身を伸ばして立ち、垂直にひざの屈伸で上下する。体幹の悪い人は椅子に手を添え、無理しない程度で屈伸を5回したら、踵に力を入れながら上半身の頭がつり上がるようにまっすぐ姿勢を伸ばし3秒キープする。

【花粉症対策体幹キープエクササイズ】
テーブル、壁、椅子のそばで転倒しないように気をつけ、身体を支えながら片方のひざ裏をしっかり伸ばし、上半身を左右前後に傾けないで片足で立ち、もう片方のひざを曲げひざ下の足底を中央に丸めて、ひざ下を振り子のように振るエクササイズ(5回)もオススメです。

花粉の季節は気圧も変化し、体調が乱れ疲れやすく、体幹もくずれやすくなりがちで歩き方も前後左右にブレて歩く人も増える季節。
しっかり歩く為の足、脚の歪みを直し筋力もアップすることが大切です。
花粉症の季節は睡眠を充分にとり、楽しいことを考えながら声を出し、脳をだましながら、ストレスのないエクササイズ生活を心掛けてみて下さい。
春は眠気がしてカラダにダルさが増す季節でもあります。
睡眠の「オン」「オフ」のけじめをハッキリ癖づけましょう!

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