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学童の保育ってなんだろう?~生きる力編2 生活の力~

こんにちは、うさぎの人です!
今回は「生活」面でのお話しです。
お付き合いください!

集団生活の中での「生活」って

学童における「生活」とはなんでしょう?生きる力=生活力なのかなと勝手に思っています。
実際にどうゆう事かというと、その手の専門家でもありませんので、至って簡単で単純な答えです。
①「自分の事は自分でやる。」
②「それぞれに役割がある。」
この2つの考えが1つの学童保育の中に自然と生まれることが重要なのではないかと考えています。

自分の事は自分でやる!

学童では、基本「自分の事は自分でやる」です!
何かをこぼしたり、壊してしまったり「あ!どうしよ」て事が起こると
子どもたちって体が固まってしまいますよね。
あ、大人でもそうですよね。笑
低学年の間はそんなことは日常茶飯事で起きます。ここで近くにいる支援員が全部片づけてあげることもできます。
でも大人が全てを助けてあげることが子どもたちにとって最善な事だとは考えられません。
だからと言って、まったく何もしないという事でもありません。必要に応じて大人がフォローにはいります。
「まず、食器を拾ってごらん」
「床にこぼれたものは雑巾があるから持ってきて拭くんだよ」
「テーブルにこぼれたものは布巾でふいてね」
子どもたちは、それだけで一生懸命に行動します。そうなんです、固まるのは「どうしたらいいのか?」「なにをすればいいのか?」が分からないだけだと思うのです。
それを、毎回大人が全てやってしまったら、どうするべきかなんていつまでも分からないし、考える必要が無くなりますよね?
そして、子ども自身が考えて行動し終わったら必ず褒めます。一生懸命綺麗にしようと頑張ったのだから当たり前です!
これを何度も何度も繰り返していくと、子どもたちは自信を持って行動するようになります!それどころか、友達がこぼしてしまったときなんかは、それぞれが協力して、分担して行動がとれるようになるのです。その時は、もう大人の助言も手助けもなく完璧にできているんですよね!
子どもの吸収力というか柔軟性、適応能力は無限ですね!
これが「学童っ子」になるわけです!

物が壊れてしまった時も、「自分で直してごらん」
「どんな形でもいいんだよ」
「もちろん、直るものと直らない物もあるんだよ」
と話して、一緒に考えて直してみようと努力します。最終的にセロテープぐるぐる巻きでも良いんです。
どちらの話も、【自分で考えること】【考えて行動する事】
この2つの為になるのではないかと考えます。
この2つがあれば、あらゆる場面で応用されていくことになるでしょう。
学童に通う子は、常に大人がいる空間で過ごすことになります。そして大人は、「効率性」を無意識に求めてしまいます。
みなさん、そうではないですか??
「子どもにやらせるより、早く・綺麗に出来る!」と・・。
それは、勿論そうかもしれないのですが、それで良ければ学童という存在意義は半減してしまうのではないかな?と思っています。
非効率であっても、子どもたちに考えて行動を取るという経験をさせる事がなにより大切なのではないかと思っています。
そして、それが備わっていけば、結果的に生活力が身についてくると考えています。高学年になっていくにつれて学童でも学童外でも自然にそれが発揮できるのだと思っています。
うさぎっ子クラブでは昔から子どもたちを主体にして失敗と成功を繰り返すように保育を行い、その子自身の生活力を考えてきたのです。


それぞれの役割

うさぎっ子クラブでは1年生~6年生まで在籍しています。生活班を作っていて掃除や遠足時の班などで活用しています!
その他、行事やレクなどでも班行動を行います。
あえて全学年混合の班を作っています。これは、うさぎっ子クラブのこだわりです!異年齢が一緒に活動することによって、そのコミュニティの中で、それぞれの役割を発揮したり、理解出来てくるのだと思います。
もちろん、面倒を見ていくのは高学年です。たまに、面倒を見てもらっている高学年もいますが・・笑
それもそれで役割を感じますね!
大人が介入しすぎない子どもだけのコミュニティーが存在することによって子どもたちが自然と役割を感じていく事になるのだと思うし、子どもたちが成長していく上では子どもたちの役割は重要です!
大きな兄弟・姉妹のように育っていく、うさぎっ子クラブの環境だからこそ下の学年からは憧れが生まれて、上の学年は下の子の面倒をみるという事が自然発生的に生まれ続け、毎年巡っていくのです。
それぞれがそれぞれの役割を持って行動すると、その流れが続いていくのだと考えます!

今回も長文失礼しました!!
では、また~!

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