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【連載】茶谷夫人の恋人④

③はこちら

 麗は玄関先でひざまずくと、ガウンを開きフトシの肉棒を握りながら、黒光りしたそれをマジマジと見つめた。
 見る見るうちにまた大きくなる立派な肉棒は、カリ高で少し左側にカーブしている。

ゴクリッ!

 麗は太の表情を上目使いで伺いながら、カリの裏筋辺りを舌先でチョロチョロと舐め出した。

「う。。」太がウメく。

 麗は思わず、その先端からカリの辺りまでを口一杯に頬張った。

 太は麗の栗色の髪を掴むと、己の分身を麗の喉の奥まで突っ込んだ。

「ゲポッ」麗がムセぶ。
 太は気にせず、腰を使って麗の喉の奥を突き続けながら過去を振り返る。

 僕は一体、何をしてるのだろう。
十年前のあの時から僕の人生が変わってしまった。
 あの日も嵐の夜だった。
泥酔して傘もささずに自宅のアパートへ帰ろうとしていた時だ。
 正面から一台の車が猛スピードで近いてくる。深夜でヘッドライトしか見えない。
減速する気配はなかった。
 目の前に車が来た時、辛うじて側道に避けた。
車は通り過ぎた後、ガードレールを擦りながら電信柱に激突し、煙を出して止まった。

 車のドアが開き男性がふらふらと出てきた。
 僕は文句の一つも言ってやろうと、男性に駆け寄ったが、その男性は額から大量の血を流し僕の胸に倒れてきた。
 僕の白いシャツは鮮血で真っ赤に染まった。
 思わず身体を逸らすと、男性はバッタリと道に倒れた。
 車が燃え出した。
 僕は怖くなりその場から逃げ出した。

 道路の下には一軒の家が見えていた。広い庭付きの豪邸だ。
 僕はその豪邸に向かい、豪雨の中ふらふらと歩き出した。
 そう、その豪邸こそが経子さんの家で、僕はその日から性の奴隷になったんだ。
 
 もう、あんな生活は嫌だ。
ここでは僕が主導権を握ってやる。

 太は麗のナイトガウンを剥がした。
白い柔肌がアラわになり、麗は真紅の紐パンだけの姿になった。
たわわな麗の乳房を眺める。乳輪は歳に似合わず淡いピンク色だ。
肌理キメの細かな白い乳房だ。

 太は豊かに実った麗の、両の乳房を揉みしだく。

 見ず知らずの若者を家に迎い入れ、まだ五時間余り。私は玄関先で素っ裸になり、いったい何をしているのかしら。そう思いながらも麗は太に声を掛ける。

「もう、我慢できないわ。私を早くベッドルームへ連れて行って」

(つづく)

BGM


〈アンケート〉
①何をごちゃごちゃ言ってるの!早くベッドへ
②飽きてきた。見え見えの伏線を回収して、ボチボチ終わりにしたら
③その他(お好きなご意見をどうぞ)


次回はいよいよ最終回! 

また今度!



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