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【SS】ChatGPT

 ChatGPTが開発されて既に十年が経った。

A氏「おい、アレのお陰で俺たちは確実に衰退してるよな」

B氏「ああ、子供たちは宿題を全くしなくなって、学力も著しく低下している」

A氏「さらば宿題って、イーロンかっ!」

B氏「古い話だな。仕事も随分と減った。
 プログラマーは半減している。
 アレは出来高も気にせずプログラミングするから、高度言語のようにヒューマンインタフェースなんか気にせず、機械語レベルでバグの少ないプログラムを大量に生産する」

A氏「物書きはもっと悲惨さ。
 ネットニュースは、今やアレが一人で書いてるらしい。
 ニュースキャスターもいなくなった。
どのチャンネルも、アレが一人で放送している。
 翻訳者で生き残っているのは、枕営業している女性だけだってさ」

 その時、瑠璃色の猫が飛びかかった。
ミーニャだ。
「嘘つき!地獄へ落ちろ!」

 A氏はミーニャのアタックで、いつの間にか背後に出来ていた落とし穴に落ちた。

「ここから出してくれ!」

瑠璃色のミーニャが問う。
「ここに落ちたら二度と上がって来れないよ。さあ、言ってみろ!アレって何さ?」

「アレって言えば、決まってるだろ。
 阪神タイガースの優勝さ......」

仕事に関して嘘をついたA氏は、地獄へ落ちた。


(ぱひゅん)


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