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斜めにす進む時間

時間は上から下に一方向にしかも決まった速度で流れるものでない(重力が低いとこでは時間が早く流れる。宇宙空間の1年が地球でいう20年に当たるなど)。 スカイツリー(634Mの展望台(約450m)と地上での時間の進み方の差の実験(光格子時計を使った)で結果は上が0.00000000000005秒速く進んでいると) では上から下だけでなく下から上(また概念で捉えづらいが横とか斜めに)時間は流れるのか?下から上はリバースですね。低エントロピー状態では時間は反転するという映画 テネットの描写。 エントロピーとは理系的数式を極力排して説明すると「無秩序な状態の度合い(=乱雑さ)を定量的に表す概念」で無秩序なほど高い値となる。 気体の拡散に例でいくとエントロピーが増加した状態(無秩序、乱雑)は拡散しているので温度は下がる(冷める)。そして自然と元に戻ることはない。 人為など外圧がないと元の熱々な状態にコーヒーは戻らない。コーヒーを加熱するとはエントロピーを下げるということとやや近いか? あと部屋が散らかることも整理整頓するとエントロピーが下がる。 人間は普遍性(不変性=不老不死)の願望があるからエントロピーを下げようとする本能が働く。 テネットにおいては単純に加熱したらエントロピーが下がった(閾値を超えると時間が反転し出す)わけではなかった。 難しいですね。温めるということはエントロピーを下げる十分条件ではない。それは直観的に分かる。 ブラックホールは凄まじい重力のかかるところ。つまり時間の進み方が極端に遅い。それは相対的に反転したように見えることもあるのでは? 人為的にブラックホールに近い重力をかけると物の成長(変化)は極端にに遅くなり外部と比較すると逆方向に進んでいるように見えるとか。 絶対零度ではないが重力マックスではエントピーは限りなくゼロに近づき、ゼロを超ええるとマイナス方向に進み時間も反転する。 それがテネットで描かれたイメージ。 時間が斜めに進むとは?それは4次元の中に生きるモノにしか感覚的に捉えることは出来ない。反転ではなくマルチバース的にまたちがった状態へと反転的に進むことか? しかしそれすら3次元的な捉え方なので違うかも知れない。

エントロピーは下げた方が良いのか?自然のままにしてどんどん増大し放題がいいのか?適度がいいのか?ま、適度が良いのは当たり前ですよね。だって適度だから。 例えば清潔に関する潔癖度合いは高すぎると神経症になる。低く過ぎると感染症になる。 部屋の混乱は?断捨離して物がなにもないとエントロピーは低い。一冊の本が凄い重量となる。 ゴミ屋敷みたいな部屋はエントロピーが高い。 適度に片づけて適度に物がある状態が良い。 中国ではそれを中庸の精神と呼んだ。 得てして人間は両極端に走り勝ち。 月並みながら、部屋の片づけも、清潔感も人間関係も富も幸せ度数も適切が良い。 エントロピーの綱引き、またはカーリングですな。           以上

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