ランナーの熱中症対策!暑くなるこれから知っておきたい水分補給
熱中症は、体内の体温が急激に高まることがキッカケで発症します。
体内の温度があがると脳が察知して、汗をかいて調整をします。でも、体の中に水分が無い状態だと汗をかくことができずに、熱が体内にこもり、ドンドンと体温が上昇してしまいます。
すると、倦怠感・頭痛・吐き気・めまい・顔面蒼白などの症状が現れます。さらに進むと、痙攣、自らで水が飲めなくなったり意識がなくなります。救急車を呼ぶ事態です。
熱中症が発症した場合の対処方法
・木陰やエアコンが効いた部屋など涼しいところに移動させて体を冷やす
・身につけている衣服を楽にさせる
・太い血管が走る後頭部、脇の下、太ももの付け根を氷のうで冷やす
・スポーツドリンクを飲む
・寝かせて脚を上げて、心臓に血液を送る
次に、熱中症にならないためにランナーとしては知っておきたい事。
トレーニング中は水を飲んでいれば大丈夫、というのは間違い。
水ばかりのんでいると、体のミネラルバランスがくずれます。ミネラルは、筋肉のコンディションを良くし、脳から神経伝達をスムーズにする重要な役割を担います。その大事なミネラルは走ると汗と一緒に体外へ放出されます。なので、水分補給は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムといったミネラルをバランスよく含んだスポーツドリンクを飲むのが良いのです。
飲むタイミングは、喉が乾いたと体が欲する前に飲む!が原則。汗の量で判断するというよりは、時間で管理。暑い季節は、20分に一度飲むようにします。では、一度にどのくらい飲むか、ですが、目安はゴクリゴクリです(150ml)
というのは、一般的な話です。
ランナーの必要な水分量は、走力によって変わります。また、走る場所、ロードやトレイルでも変わってきます。ぜひやってもらいたいのは、自分に必要な水分量を知ること。
一般的に脱水率といわれます。
((走る直前の体重-走った後の体重)÷走る直前の体重)×100
この数値が2%以内に抑えられる量が適正な水分補給です。
当然、春・夏・秋・冬で数値は変動します。夏前に数値を把握しておくと、熱中症の対応をとることができますね。
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