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農業(移住・新規就農)に興味のあるあなたへ

まず、簡単にまとめます。

新規就農者の役に立つ情報を発信して、仲間集め(就農者募集)をしたいと思っています。

農業を志す人は生産技術に興味が行きがちなのですすが、様々な組織が関わっているためルールや制約の多い世界です。
生産以外の流通・販売に関わる組織、地域性との相性を確認して、上手な選択をして欲しいと思っています。
私は現在、100以上の農家や法人が関わる生産組織を取り仕切っています。その活動の中で、農業を語れる状況になっていると判断しました。

具体的な記事 【産地とは何か?】シリーズ3回



私の立場

私は現在、100以上の農家及び法人が関わる生産組織を取り仕切る立場にいます。その為、関係組織・取引市場などの各所と情報交換を行っています。

様々な会合などで、この業界に対する認識を共有・確認・調整したりしていった結果、自分の考えには一定の妥当性があると思うに至りました。

ちなみに、私は氏名・就農地域・作目などの情報は伏せていく方針です。
現状で公開する個人情報は、
新規就農者した移住者で、それ以前の農業の経歴がないこと。就農して10年程度であること。果菜類を育てていること。このくらいかと思います。

農業界でもSNSでの書き込みが組織内で問題になることが結構あります。様々な人が関わっているので、どのような印象を持たれるかわからず立場もあるため、個人を特定されるとガチの記事が書けません。

新規就農者を募集する以上、どこかで表明する必要があるのですが、それは今後の課題とします。


目的

自分の地域に新規就農者を募集したい。これが私の目的です。
できれば同じ作物を作る仲間がほしいと思っています。もちろん、希望者には就農施設を紹介したり、私が里親になるなどして移住・就農の支援をしたいと思っています。
独立ではなく、雇用で農業法人に就職したいと思っている人にも対応したいですが、これはすぐにできるかは不明です。

私自身、移住して10年ほどになる農業者で、それ以前は全く農業とかかわり合いがありませんでした。周囲にも同じような立場の新規就農者は複数いて、それなりに協力もしています。
ですが、これからの農業者の高齢化による引退の波を考えると、安心してはいられません。

なので、この10年で得た知識をガチで書いていきたいと思っています。
ここでいう農業は野菜(果菜類)を栽培する農家のことです。
私は米や麦、畜産などの経験はありません。


なぜ記事を書くのか

農業をしたいという人は、栽培のことだけを考えがちです。
もちろん栽培はするのですが、農業の生産流通・販売には様々な組織が関わってきます。
これはあなたが選択する流通・販売の形態によって異なるのですが、ここには組織や地域の性格が出るため、あなたとの相性があります。
こういった周辺環境との相性を事前に把握するのは難しく、多くの人は意識してすらいません。

また、農業をスローライフと捉えている人も注意が必要です。
農業は一次産業ですので肉体労働は避けられません。
仕事としてはスーパーや飲食店で働くより工事現場で働くのに近い、屋外での労働です。収入源としての農作業は、健康不安のある人が健康のためにやる仕事ではありません。
スローライフとしての農業は不可能ではないのですが、綿密な長期計画か多額の自己資金が必要です。

健康不安のある人の場合、その不安を助長しない選択が必要です。

対人ストレスも避けられません。地域や組織とのコミュニケーションは必ずあります。知らずに飛び込むより、事前情報を得てより相性のいいものを選択すべきでしょう。

相性の合わない地域や作目を選んで移住してしまうのは、幸せとは言えないでしょうし、後悔の素になります。
そこで、この環境との相性を選択できるように事前情報を与えたい。

というのが、記事を書く理由です。


今後書いていく記事

新規就農を考えている人があまり調べない。でも、重要度の高い内容を書いていこうかと思います。

まずは産地について流通や販売、周辺組織と絡めて書いてみようと思います。
どのような商品も販売できなければお金になりません。
その為、商品というのは最初に作り手の理念で開発生産からスタートしたとしても、最終的には販売効率が優先され、販売からのフィードバックで開発生産内容が変容していきます。
長期的には販売のあり方が生産方法を決定していくのです。

つまり、現在の農業を幅広く理解するには、販売や消費の現場などから逆説的にたどっていくのが分かりやすいだろうということです。
産地を通してそういったことを理解できるかもしれないと考えています。

あと、興味のあることをコメントなど頂ければ、私で対応できそうなものに限られますが、書いてみたいと思います。
お付き合いのほど、何卒よろしくお願いいたします。


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