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学校に行かないとどうなるの?今、子ども達に突きつけられていること

今週から新年度に入りましたね。入学式や始業式など、ネットでも そんな新しい生活にワクワクしている発信を見かけるようになりました。

我が家では、相変わらず学校に行かないという選択が続いています。 多分中学校の間は続くんじゃないかなーと言うのが今の私の見立てです。

明日は新学年の始業式があるんですが、このままの状態をどうやって思春期の学びにつなげて行こうかなーという試行錯誤が続いてます。

1年生が終わり、通知表もいただいたのですが、 学校的な評価体系の中での現実を見る機会も訪れました。

でもさ、これってどうなんだろうね。

子ども達、こんな通知表もらってどんな気持ちになるんだろうと考えざるをえません。先生達は、どんな気持ちでこの通知をつけるんだろうか。

問題意識を持っている先生方も中にはおられるかもしれないし、大きなシステムの中で自分ができる事は微力だと、何とも言えない罪悪感を感じている先生方もたくさんいるかもしれません。

ですが、生涯に渡って影響を受けるのは間違いなく子ども達。 そしてひいては、日本社会です。

学校の授業を真面目に受けているか、ノートはちゃんと真面目にとっているか、提出物をちゃんと出しているか、テストの点数はどのレベルかといった軸で評価され、その評価で自分を認知するような経験を 1年に2回も3回も、そして長引くことが割と多い不登校生活になる子が多いからきっと何年間も!こういった表面的な評価を浴びせ続けることは、かなり罪深いと思うのです。

自分が当事者になったから、自分の子どもかわいいからとか、そういうレベルの話ではなく、今日本では毎年毎年不登校の子たちが増えていて、文部科学省が出している最新の資料を見てみると、25万人もいるんですね。

これ、人数だけでなく増加率も増えてるんです。

うちは子どもが中学生なので中学生について調べてみました。
(ちなみに、 小学生も学校に行かないという選択をするご家庭もいて、どんどん年齢が上がることに増えています。)

各年度の中学生の不登校生徒数
(文科省の資料より作成)
各年度の中学生の不登校生徒数
(文科省の資料より作成)

この増加率、少子化で毎年人口が減っていて、学年の人数も減っている中では異常と言わざるを得ないし本当にびっくりしますし、これだけの子たちが毎年、毎学期、 毎日、毎日、できない自分が悪いと自分で自分をおとしめているのです。どう思います?

日本中で子ども達がこんな状態でいること、劣等感を増殖されられている社会って、健全でしょうか???
いや、 どれだけ調べても、どれだけ多角的に状況を見て確認しても、やっぱこれはどーーーー考えてもおかしいわとなります。

そして、この増加の勾配は、今の社会システムが続く限り間違いなく今後も右に上がり続けるのです。

今、私たち大人が、先生達が働く環境はもちろん、学校教育の仕組みや、本来教育とは子どもたちにどんなことを学んでもらうことを目的にしているのかといった本質的なところと向き合うことが本当に重要なのだと思います。

調べれば調べるほど、 子ども達にとってかなり生きづらい社会になっていてめっちゃ腹が立ったので記事にしてみました。

できることから行動を始め、気付いたことや考えたことを積極的に発信していきたいと思います。

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