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アップサイクルとは?事例・アイデアを交えて3分で解説します

アップサイクルとは何か知っていますか?

新しいサスティナブルな取り組みとして世界中で広まってきており、近年はアパレル・インテリア業界のトレンドにもなっているため、理解しておいて損はないでしょう。

今回は、そんなアップサイクルついてわかりやすく解説していきます。

アップサイクルとは?

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アップサイクルとは、ゴミから資源を回収して再利用するリサイクルと異なり、素材そのものに何らかの付加価値を持たせて元の製品より高い価値を生み出す方法のことです。

リサイクルは資源化する際にコストとエネルギーがかかるため、素材をそのまま活用するアップサイクルのほうが環境にやさしいと言えるでしょう。

街でポイ捨てされたガムからスニーカーを作ったり、コーヒーかすやペットボトルから服を作ったり、古い家具をリデザインすることで現代の建物とも調和するようにしたりといったように、さまざまなアップサイクルアイデアが生まれています。

それではアップサイクルの事例・アイデアを3つ見てみましょう。

・Gumshoe(ガムシュー)
・ECOALF(エコアルフ)
・yes

アップサイクルアイデア① Gumshoe(ガムシュー)

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紹介する1つ目のアイデアはオランダの「Gumshoe(ガムシュー)」というプロジェクトです。

オランダでは毎年150万キロのチューングガムがポイ捨てされており、大きな社会問題となっています。

この課題を解決すべく、注意喚起として作られたのがGumshoeというスニーカーで、その名の通りガムでできています(ソール部分)

製造後にガムのような甘い香料をつけ、靴底にはアムステルダムの地図が描かれています。

アップサイクルアイデア② ECOALF(エコアルフ)

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2つ目のアイデアは「ECOALF(エコアルフ)」というファッションブランドです。

ファッション業界は世界で2番目に環境を汚染している産業とされていますが、ECOALFは環境負荷の低い天然素材と、ペットボトル、漁網、タイヤなどの再生素材からすべてのアイテムを作っており、地球環境を守るために服を売っているのです。

Because there is no planet B(第二の地球はないのだから)」をスローガンに掲げ、素材がサスティナブルなだけでなく、永年使えるデザインと丈夫さも追求されています。

アップサイクルアイデア③ yes

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3つ目のアイデアは「yes」というサブスクリプションサービスです。

日本の富山県発のスタートアップ企業「家's」が運営するサービスで、約100年~50年前の使われなくなったタンスを修理・リメイクし、定額制で貸し出しています。

現代の生活様式に合わないという理由で毎日のように捨てられるタンスを見て、アップサイクルすることで循環の仕組みを作れないかと考えたそうです。

アップサイクルまとめ

アップサイクルの技術は日々進化しており、今までゴミでしかなかったものがどんどん価値あるものへと変化しています。製品を作る段階からゴミが出ないように考えるようになれば、地球上から「ゴミ」という概念がなくなる日もそう遠くはないでしょう。

アップサイクルを当たり前にすることが、地球に住む生命としての義務なのです。

ぜひその価値に触れて、"ゴミ"の可能性を感じてみてください。


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