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手織り絨毯の歴史 1

日本におけるペルシャ絨毯の歴史

1200年以上前の奈良時代以前に日本とペルシャには接点がありました。
意外と知られていませんが、日本の暮らしにその痕跡が残されているのです。
胡坐、胡麻、胡瓜などの言葉に見られる「胡」という漢字ですが、唐時代の漢民族がペルシャ人やペルシャ系ソグド人を指したものなのです。
奈良時代、遠いペルシャ文化が日本に運ばれてきた背景には、大唐帝国の一大ペルシャブームがあります。
キャラバン(隊商)がシルクロードを辿って唐へ。そして日本からは遣唐使が唐へ。
この偶然のような出来事によりペルシャ文化が奈良時代に日本へ入ってきたのです。
奈良の正倉院には明らかにペルシャ文化がもたらしたと思われる白瑠璃碗や三十数枚にものぼる羊毛のフェルト絨毯「花氈」が残されています。

出典/宮内庁HP

この時代、検討しの帰国に伴い、唐人に混じり胡人が来日することがあったようです。

シルクロードによってもたらされたペルシャ文化を唐を通じて取り入れ、日本という国は作られたのです。

スタッフ Y
Homepage: 名古屋のゾランヴァリギャッベ専門店 ギャッベミュージアム (gabbeh-museum.co.jp)

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