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ストーリーテラー《#025》『縁むすび家』巧の365days notes

あなたの人生はあなたにしか語れない。

そう、あなたは唯一のストーリーテラー。


前職スターバックスで店長職をしている際、
ストーリーテラーとしての役割の重要性を学んだ。

この先に待つ明るい未来を見せてあげること。
そのために今年はこうあろう、と語ること。

競合店の出店、そしてコロナ禍へ。
お店に足を運んでくれるお客様は減り、
もちろん売り上げも減少。

それでも、明るい未来は確実にあった。

Why we are here
私たちがここにいる理由


従業員がそんな大変な渦中でも
辞めずに続けてくれる理由。

それは、自分にとっての『居場所』だったから。
仲間の存在が彼ら彼女らにはとても大きかった。
そして仲間たちと創ったライセンス店舗初の偉業。
季節のコーヒー豆販売全国3位。

この街のコーヒー文化の拠点となること。
この店にこれば必ず自分にあった
最幸コーヒーを見つけてくれる。
お客様にそう感じてもらえる存在になる。
そして、それを唯一無二の自分たちの誇りとして、
仲間をリスペクトし、自分たちらしさを見つける。

8割以上がコーヒーが大好きで働き始めた従業員。
季節のコーヒー豆を日本で一番、
お客様に楽しんでいただいたお店に、街にする。

そんなストーリーを店長として、毎日語った。
実現させられる100%の保証はない。
でも、ストーリーを語りながら確信していた。
それば、完全に自分に腹落ちしていたから。

だから必ず、このチームならできる。そう語った。
そして、すべてが動き出した。

結果、2年連続での偉業を成し遂げた。
そして、仲間に感謝し、お客様に感謝し、
頑張った自分に感謝し、自分たちにしか創れない
『居場所』を自らの手で築きあげた。

2年間で売り上げは元に戻ることはなかった。
ただ、従業員は1人も辞めなかった。
そして、自分たちだからこそ提供できる
最高の顧客価値を手に入れた。

売上=顧客価値

利益やキャッシュを残すために売上を上げる。
経営者として外してはいけないのは理解している。

理解していてもなお、改めて大事だと感じるのは、

顧客価値を生むためのプロセスである
ストーリーが自分に腹落ちするものであるか。

それが出来れば、とてつもない原動力となる。
彼ら彼女らがそれを身をもって証明してくれた。

どんな未来を描き、創りたい世界はどんな世界か。
その世界にいる人が、どこで、どんな表情で、
誰と、何をしながら、心豊かで活力ある
そんな毎日を過ごしているのか。

何を売るかは、どうやって売るかはそれから。


あなたはあなただけの
人生のストーリーテラー。


どんな世界を生きてきたのか。
今どんな世界にいるのか。
そして、これから歩きたいのはどんな世界なのか。

あなたのストーリーを聴かせてほしい。

そして、これからの物語を1ページめくる
その瞬間に立ち会いたい。

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