円周率に果てしない文学的ロマンを感じた話
みなさんπ(パイ)ってご存知ですよね?
小学生のうちに「円周率」という言葉で習うあれ。
円周率=3.14159265358979323846264338…
最近円周率について考えたら、頭の中がすごく文学的になった話を綴ります。
円周率って何者なのか?ご存知ですか?
これ、意外とじっくり教わらなくないですか?
「3.14で覚えろ」とか「πで代替できる」とか言われるだけで。
そういえばどうやって出すのか?ググるとたくさん円周率関連のサイトは出てきます。超専門的なサイトも…。
今日は超専門的な話をしたいわけではないので、まず簡単な説明をしますね。
円周率ってなんなのか?それは円周を求める公式から考えることができます。
これですね。
これを置き換えると…
円周率=円周÷直径
となりますよね?で、割り算の役割は分ける計算なので、上の式を日本語に直すと
「円周を直径いくつ分に分けると、円周率になるんだろう?」
ということになります。と、いうことはつまり
「直径3本と直径の約0.14倍の長さから円ができている」
と表すこともできるはずです。図にするとこんな感じ?
すごくざっくり考えるとπ=円周率ってこういうものですよね。
僕は円周率について数学的なことを思ったわけではありません。この図のイメージをぼんやりと考えた時、頭の中が急に文学的ロマンに包まれたのですよ。
ソガ氏(このπって、円周率って男女の間にある深い溝やん…)
とか、うっかり浮かんでしまったのです。なぜか?
円周率=3.14159265358979323846264338…
円周率はどこまでいっても完結しないのは皆さんもご存知のところ。ということは、乱暴な言い方をすれば円周率を用いるとどこまで行っても円は繋がらない…。
こんな風に考えることもできるのではないか。
僕はこの時、野坂昭如の「黒の舟歌」の歌詞が脳裏に浮かびました。
男と女の 間には
深くて暗い 川がある
誰も渡れぬ 川なれど
エンヤコラ 今夜も 舟を出す
円周率では決して繋がることのない円(縁)。
繋がっているように見えるけれども、永遠に繋がることはない。
どこまでいっても繋がることのない、届きそうで届かない距離…
それは男女の間にある関係性にさも似たり…
なんだか文学の匂いがする叙情的で甘美な妄想を掻き立てる。
それが円周率。
芥川龍之介の『好色』や、近松門左衛門の『曾根崎心中』も、この文脈から生まれた文学のやうに思えてならない…。
そんな円周率。
…今年はいつにも増す猛暑の夏でしたね。9月もまだまだ暑いし。
非日常に包まれると、人の思考もいつもと変わるんですかね。
皆さまの日常が、幸せに包まれますように☕️
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