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改装8日目、9日目。壁新設時代。

改装8日目。ここはスピンオフデー。
大工K氏が旧友にコンタクトを取り、構造先生Z氏が現場に来てくれる。
改装したいところや、それに対しての補強についてアドバイスをいただく。

左に見えてる柱は最初のプランでは抜きたかったのだけど、建物崩壊レベル
と建築家友人J氏とお言葉をいただき、現状を活かすプランに変更。この左の柱はすべて残し、壁を新たに作ります。
ギャラリーの受付のスリットや、倉庫になる扉をつけたい部分などあるため、土壁はとりあえず無駄壊しではありません!!!

そして、最新プランでは、赤丸の柱が抜きたいところ。この一本!
それを抜くためには、白い場所にサポ(話を聞く限り、つっぱり棒のようなもの)を入れて、青の柱を入れ替えて、それから抜く。とのこと。

次に、吹き抜けにしたい部分については、根太をとるのだけど、建物が開かないように、緑の部分、火打を入れる&その他もろもろなアドバイスをいただきました。
この緑のところ、火打と梁でできる三角のところに合板を張ったらどうかときくと、この三角が動かないようにすることが大事とのこでそれはやることに意味はある。
とのこと。改装前と改装後の大地震におけるリスクは変わらないとのことで、やりたい吹き抜け4mにします。
その他、柱を一本足す箇所があったり、全体的にアドバイスをいただく。
土間にしたいプランも床下をみて、大工さんとなにやら聞きなれない単語を話しながら数分。結果としては、土間にはしない方向に決定。

構造専門のZ氏は、「もしや貴方は、地震ですか?」と聞きたくなるような、地震の気持ちというか建物の伝わり方から、これをこうするとか、これがこうなるとか話してくれ、すごい説得力がありました。
構造屋さんてすごいですね。
この日は、掃除をしたり、使い方シュミレーションを繰り返し終了。

改装作業9日目。
作業員3名。約5時間。総計16人工。約47時間。

改装作業ばかりしていられなく、鵜の木のギャラリー撤退の作業もむろんある。
この日は、100kg近くのカウンターや、50kgはあるだろうコールドテーブルなど力仕事を行う日で、この日に合わせ力仕事なら、と画像からも今にもサウンドバックを叩きそうな彫刻家K氏が助っ人となってくれた。

もはや、鵜の木の写真と戸越の写真の区別がつないどちらも工事現場である。本日は、ちょこまかしたものを運ぶ無能な私。
カウンター、エアコン、コールドテーブル、シンク、その他キッチンのものなどを戸越へ運ぶ。完全撤退は14日である。あと3日。
ついでに現在小屋で寝泊まりしているので、同時に自分の引越し日でもある。

掃除を少ししてさっぱりとなった戸越。奥には、カウンターが見える。ここは鵜の木の続きの戸越となった。

桜のカウンターは、金次と銀次という兄弟である。金次は100キロはある言われ、2Fへ持っていくのは階段の形状から断念。
2Fにはなんとかかんとか銀次をあげることができた。これもパワーマン彫刻家K氏と大工K氏の尽力によるものだ。二人は練馬なので、足を向けてはいけない方角と決めた。
ちなみにパワーマン彫刻家K氏の癒しは愛犬である。

そうだ、さんざん土壁を壊しまくって、壁崩壊時代から、壁大事!!壁命!!と壁をよろこんで新設する壁新設時代に突入します。