『明日の田園都市』を読む前に

『明日の田園都市』という本があります。

著者はエベネザー・ハワードという社会学者です。発刊は今からおよそ120年前の1902年です。建築を学ぶ方や建築士試験を受ける方なら、一度は聞いたことがあるタイトルだと思います。

私がこの本を知ったのは、建築士試験の勉強をしているときでした。恥ずかしながらあまり建築の本を読まない学生時代を過ごしていましたので。

とても良いタイトルだなと思いました。誰も傷つけない優しい決意に満ちている。そんな印象を受けました。ただ当時はそう感じただけにとどまり、試験勉強の中で覚えておくべき項目のひとつでしかありませんでした。

あれから数年経った今、私の手元には『明日の田園都市』があります。思うところがあり故郷へUターンしてきたわけですが、読み進めていくうちに、そのまさに「思うところ」を言語化し、私の中にあるモヤモヤした構想をカタチにしてくれそうな予感を感じています。

この本は、noteを始めようと思ったきっかけでもあります。インプットしたものをきちんと整理してアウトプットすることで、実際の行動に移しやすくなると思ったのです。また、同じような境遇、同じような考えを持つ方々とつながれるのではないかという期待もあります。構想の言語化、情報共有、意見交換。noteの本質ではないでしょうか。

今まで感じてきたこと、これからの日々で感じること、『明日の田園都市』をはじめとする様々な媒体から得るもの。日常の中で手に入れたものを等身大の言葉で綴っていけたら良いなと思っています。

ではまた。

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