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小学生に必要な五箇条 3章

お越しいただきありがとうございます。

受験コーディネーターの廣川です。

今回が9回目の投稿です。

小学生に必要な五箇条

  1. 計算をする

  2. 字をていねいに書く

  3. 本を読む

  4. 日記を書く

  5. 毎日やる

 それでは、『小学生に必要な五箇条』の3番目『本を読む』について書いていきます。


どう読書へ促すのか

 本を読む。つまり読書をするということなんですが、いきなり「本を読みなさい」と言っても、まあ読みませんね。

 テレビ番組の『博士ちゃん』に出てくる博士ちゃんと言われる子どもたちのように、好きなもの、興味があることがあれば、勝手にどんどん読んでいくでしょう。

 でも残念ながら、ほとんどの児童は仕方なく、学校の読書の時間、その時間だけ読んでみたりしているだけになっています。

 ご存知のように、読書はとても楽しいことなのですが、最初から楽しくはなりにくいんですよね。

 先ず読みなれていないのに、スラスラとは読めません。スラスラ読めず、たどたどしく止まりながらでは、それは楽しくなりませんよね。

 水泳だって泳いだことがないのに、いきなりスイスイ泳げませんよね。

 読書も同じことなんです。ある程度読み続けないと通常は楽しくなんてなりませんよ。

 そこで大事になるのが『本を読まなくてはいけない』ではなく、『本を読みたい』にすることなんです。 

 上の投稿でも書いていますが、とにかくどんな本でも、漫画でも雑誌でもゲーム攻略本でも良いので、どんどん読んでいきます。

 基本的に『本は選ぶものではなく、選ばれるもの』ですから、読んでいる本が面白くないと感じたら、その本に選ばれていないので、読むのをやめて、もう次の本を読みましょう。

 この詳細は上の投稿をぜひ読んでください。

どのくらい読めば良いのか

 では、どのくらいのペースで読むのが良いでしょうか?

 自分が生徒に勧めているのは、週に1冊以上です。

 もちろん、より多くの本を読んで欲しいのですから、1冊しか読んではいけないなんて思わないでください。

 そして、読み終わったら、日付、本の名前、作者、3行以上の感想文を書きます。



5月25日(土)、西遊記、呉承恩、
三蔵法師が孫悟空、沙悟浄、猪八戒を伴い、遠い天竺までありがたいお経を取りにいきます。ぼくは金閣、銀閣の名前を呼ばれると吸い込まれるひょうたんに、うまくだまして二人を吸い込ませてしまうところがおもしろかったです。


 こんな具合に、1冊ずつ書いていきます。もちろんていねいに字を書きます。

 これが最初はたいへんですが、読み進むとこれも楽しくなっていきます。

音読の効果

 それから、宿題に出ることもある『音読』ですが、これも大変効果がある方法です。

 だから、保護者としては家事などしながらで良いので、しっかり音読は聞きましょう。ちゃんと聞いていると日に日に上手になっていくのがわかりますし、子どもたちの聞いてほしい欲求も満たされます。

 『音読』は本を読み慣れている子は、スラスラと読んでいきます。だから、音読を聞くとその子の読書量が推測できます。最初はたどたどしい読み方にはなりますが、毎日読んでいるとどんどん上手に読めてきます。

 すると内容の理解も進み、国語のテストは留まること無く解答出来るようになります。さらに国語が面白くなって、読書にもつながっていきます。

 『音読』は中学生にも有効なのですが、それはまた別の機会に書きますね。

 保護者のみなさんも一緒に本を読みましょう。

次回は、4番の『日記を書く』を書いていきます。

『スキ』『フォロー』をいただけたら、張り合いになりますのでお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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