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読書と計算で、受験に挑むためのはじめの一歩

受験コーディネーターの廣川です。

3つ目の投稿となります。



就学前児童は何が大事



 先ずは小学校へ上がる前のことから書きます。
 もちろん早い段階で文字や数字が読める、書けるは良いことだと思います。そのための塾のような場所に通うのもありでしょう。

 ちなみに自分が我が子で実験したことで言うと、とにかく文字、数字に慣れるように、目に付くところで大きく書いてみせたり、字の大きな絵本を見せたりしていました。ただそれほど熱心にしていた訳ではなく、なんとなく興味を示してくれれば・・・という程度でした。

 実は、それ以上に力を入れていたのは、毎週何処かの公園に行っていたことです。週に2、3回は公園に行って、たっぷり走り回らせました。

 これは、次のように考えたからです。

「小学生で学校が楽しくならない原因はなんだろう?」

・勉強が出来ない。
・運動が苦手だ。
・友だちが出来ない。

 勉強ができない場合は、自分が教えられるので、そちらは日々の宿題を確認するときに目を光らせ、一緒に取り組めば何とかなるかな、と。

 運動が苦手だと、なかなかクラスメイトに溶け込めるまでに時間がかかったり、一緒に遊べず仲間外れになりやすかったり、逆に運動が得意ならば、クラスの中心になれるかもしれないし、何よりもみんなと遊ぶのに苦にならないだろう。

 だったら運動が得意になるにはどうすれば良いのか?
 
 それは動けるように身体の使い方を覚えれば良い。
 
 それには楽しく遊んで、とにかく身体を使いまくれば自然に出来るのではないかと考えました。そこから、毎週末の公園の旅へとつながります。旅というのも、いろいろな公園(同じ公園に続けて行かない)に行くのも、彼らを飽きさせないためでした。近所の小さな公園から、車で1時間以上もかかるような大きな公園まで、かなりの数になります。水分補給や着替えも、おやつも持って可能な限り自分も一緒に動いていました。

 その結果、子どもたちは小学生の頃は、持久走や運動会で活躍するのはもちろん、普段も飛び回っていました。友だちもたくさんいました。
 
 学力はずば抜けて出来たわけではありませんが、計算は得意でしたし、本(漫画も含めて)も良く読んでいました。成績は前半にいたと思います。

 併せて、小学校へ上る前は、可能な限り『読み聞かせ』をしていました。とにかく本に興味を持って欲しくて、リクエストがあれば何冊も読んでいました。親が読書をしないのに、子どもが本を読むはずもないので、本を読んでいる姿も見せていました。

読書の大切さ

 多くの先生が読書の大切さを本に記されています。その影響なのか現代の児童生徒は読書時間が増えています。
 しかし、これは学校で朝に授業の前に『朝読書』という強制的に本を読む時間が組み込まれているからなんです。本を読んでいるなら良いのでは?と思うかもしれませんが、本来の読書力とはだいぶ違い、本を使って時間を過ごしている感じです。
 現実として、入試などの問題文が読み取れていない生徒が多く、大学生なのにプリントの内容が理解出来ず、大学の事務に影響が出ているそうです。
 中学生になると、勉強はもちろん、部活動や塾などで時間が割かれ、残りの大事な時間も動画視聴などで奪われています。動画視聴の件はまたのちほど書きますね。
 だから、小学生までに読書習慣を身につけておいてほしいですね。

 ひとつだけ注意点があって、自分が良く話すのは

「本は選ぶものでは無く、選ばれるもの」

だということです。本に興味を持って、読み始めます。すると面白くないこともあるでしょう。
 そうしたら、読むことをやめれば良いのです。それは本に選ばれていないということですから。何冊も読んだあとになるのか、もう少し年齢が上がったらなのか、まだまだその本を読むにはレベルが達していないわけです。それなのに読まなくてはと無理をすると読書が嫌いになります。面白くなかったら、その本を読むのをやめれば良いのです。いつか必ず本に選ばれるときが来ます。それまで楽しみにしておけば良いですね。

 だから、気になった本を片っ端から読むことをお勧めします。面白くなかったら次の本に、で良いのです。だいたい旧仮名遣いがあるような名作と言われる本なんて、小学生で面白いと思う生徒は小数でしょう。それはかなりの達人レベルです。とにかく文を読んで、内容を理解する練習ですから、漫画でも雑誌でも良いのです。
 世界的にも注目されているMANGAですから馬鹿に出来ません、今は専門的な知識を得られたり、想像力を掻き立てるものがたくさんあります。ただ少年漫画でセリフやト書が少なく、あっという間に読み終えてしまうものより、少女漫画のような感情が揺れ動くものがおすすめです。
 生徒には『名探偵コナン』を勧めていました。セリフが多く、想像力が必要だからです。入口としては良いかと思います。

 感情表現があって、想像力を膨らませられるようなものがお勧めですが、雑誌やゲームの攻略本などでも、入り口はなんでも良いと思います。

 とにかく文章を読む機会を増やすことです。

 読書については後ほど、たっぷり書きたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。次回は続きを書きます。

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