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大学院修士課程1年目が終わるという話

長いようであっという間だった一年。4月からM2になる。授業はしっかりとって、あと4単位くらいとれば修了要件を満たすから、そこそこ頑張ったほうではないかと思う。この1年目の大学院生活を私の汚い研究ノートと振り返ってみよう。

4~5月:入学したけれど講義が始まらず

新型コロナウイルスの影響により、入学式は中止。授業も1か月遅れでオンラインでスタートすることが決まった。学生は来ていなかったけれど、私は同じ大学で勤務していたので授業準備の補助をしながら主査の准教授と度々面談。こういうとき、大学院と職場が一緒っていいなと思った。

きちんと真面目にやっていた頃。授業も始まっていなかったので意外と時間があった幸せだったあの頃。

「前期はひたすら文献を読む!!」主査に言われた言葉。結構な文献を読んだつもりだけど、整理しきれていない。

心理学は言葉の定義をとても大事にしている分野だということを学んだ。言葉ってそれっぽいものを簡単に使ってしまうけれど、一つ一つしっかり定義付けなければならない。他の分野もそうなのかもしれないけれど。

このころからオンラインで講義がスタート。教員も学生も試行錯誤。初めてのことなので何だか不思議な感覚だったな。
当然看護学部の授業も始まっているのでその補助も。集合して講義を受けることができないため、評価の指標として必然的に多くなるレポート。そして、オンラインでのグループワーク。場の雰囲気が読み取れないので難しいし、発言を促すタイミングとかも難しかった。

6~7月:いよいよ対面授業開始

6月の3週目くらいから対面授業がスタート。それと同時に初めての実習引率。何がなにやらであっという間の初夏。

自分がやろうとしているのは看護研究なのか心理学研究なのか。ついつい考え方が看護寄りになっているのを自覚した頃。私がやるのは心理学の修論。パラダイムシフトして、意識しなければならないことは難しい。気が付くと先行研究も看護研究ばかり読み漁っていた。今でもついつい看護研究脳になっているので注意しなければならぬ。

8~9月:2年生基礎実習引率と経過報告会に忙殺される

この時期は意味が分からないくらい忙しかったという記憶しかない。

実習の合間を縫いつつ、ひたすらPCに向かっていたので、研究ノートもほとんど書いていない。
そして実習中に不整脈がバンバン発生し、血の気が引く感じがしたので半日休むという始末。学生には体調管理について厳しく言っていたのに情けない。そして担当学生たちは優しかったので、今でも学内で会うたびに体調を心配される。。。ありがたやー。

経過報告会は過度の緊張の中、無事に終える。先生方からの質問にも答えられたと思うし、新たな知見をいただいたのはありがたい機会だった。しかし、あの時指摘された海外での動向について、まだ英論を読み切れていない。文献の取り寄せはしたけどね☆

10~12月:心理学実験と倫理審査の準備

ちょっとずつ研究から足が遠ざかる。民間の科研費の申請を主査に勧められて締め切りギリギリまで準備したものの、締め切り1週間前に年齢制限で申し込めないことに気づく。

そして後期の授業が始まり、看護学部の授業補助もなかなか忙しくなる。

そんな中、社会福祉学部の「心理学実験」の講義に出るように言われ、毎週の実験とそのレポートに泣かされる日々が始まる。心理学実験についてはここにも少しだけ書いてた。

そしてどんどん研究から遠のき、研究ノートもスカスカに。

研究指導という講義の中で、私の研究についてたくさんのご指摘を受け、自分がやりたいことが何なのか見えなくなってしまった。とりあえずはフィールドに参加しつつ、対象者がいそうかどうか見ながら、研究倫理審査の準備も並行してやることに。

しかし、面接調査のネックである、面接後のフォローアップの方法を考えきれず。行政など関係団体にあたってみるも同意を得られず。まぁ、そうですよね、断る気持ちもわかります。

1~3月:期末課題と実習と就活であっという間に過ぎる日々

研究ノート。

11/24の後は1/15と1/29にちょろっと書いたきり。1月末に研究指導の発表の順番が回ってきたのだけど、研究を何も進めていないので準備ほぼゼロ。

ここに少し書いたけれど、結局は自分がどうしてこの研究をやりたいのかという話をまとめて発表しておしまい。

そして1月末から2月にかけては1年生の基礎実習。初めての学内実習だったので準備もバタバタ。実習後も記録物やレポートを見て。

さらに学期末だったので履修している授業の課題レポートが山のように積み重なる。1年生のうちに取れるだけ単位を取っちゃおうと詰め込んだ自分を恨んだ。もちろん、声にならぬ声をあげながら締め切りは守ったよ。。。まだ後期の成績通知が来ていないからドキドキするわ。

あっという間に3月。

転職活動。

ようやく今週になって、退職前に主査の先生と会わないといけない!と思ってアポを取って、手ぶらだけど面接をした。そうしたら、少し前に進めそうな感じになったので良かった!とりあえず、今後は倫理審査の準備を主に進めて、申請すること。申請が下りたらいよいよ、フィールドに入るぞー!

という現状です。

本当、まとめちゃうと、あれ?私は1年間何をしていたんだろう?ってなってる。でもきっとマイナスにはなっていない、絶対プラスになっているはず。そして周りの先生方のご理解ご協力がなければ頑張れなかっただろうなぁ。本当に感謝。M1の同期にも助けてもらったな。もちろん家族にも感謝。

長期履修の申請が通ったので、M3まで在学できることになった!しっかり論文執筆して修了できるようにまた来年度からもがんばるぞー!

ではまた。


サポートいただけたらそんな嬉しいことはありません。大学院生になったので研究費の足しにして、もっと発信できるようにしたいです。