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言語活動

英語の授業では,あるトピックについて話す機会がある。

それが言語活動なのか。

それともコミュニケーション活動なのか。

今回は,ちょっとしたことだけど,大きく異なる。

そんな話。

……SDGs は宗派のひとつみたいなものだよね。𠮷水です。
#やあ
#久しぶり

言語活動

学校教育にとって言語活動がどれほど大切なことなのか。

それは次の引用を見てもらえば分かる。

外国語によるコミュニ ケーションにおける見方・考え方を働かせ, 外国語による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

「言語活動」の設定・「言語活動を通して」 - 文部科学省

英語だけでなく,他教科でも言語活動は大きな意味を持つ。

しかし,本当の意味で言語活動ができているかどうか。

ぱっと見で言語活動っぽいだけなら,あまり意味を持たない時間になってしまっているかもしれない。

先月の学会でこのような話があった。

What colors do you like? と質問され,I like blue. と答える。聞いた英語を理解し,その場で自分の考えを相手に伝えた。これは立派な言語活動です。

「本当に?」という疑問が浮かび,しばらく考え込んだ。

すると,ある方から「それは教員がトピックを与えたから生まれた会話です。いきなり教員から出された質問であり,目的・場面・状況が設定されていない(他にその会話をする必要がない)ので,この例(What colors ~?)はコミュニケーション活動では?」という声が上がった。
#大体こんな感じ

「そうそう,それ!」と思ったが,やはり同じ箇所で引っかかっている人が何人もいた。

シンプルに言えば,知識があればササッと答えられるようなことは言語活動と言えないということだ。

しかし,授業の最初に行われるチャット活動はほとんどがこれではないだろうか。

私たちがトピックを与え,それについて話す。

即興性があり,教員のトピック次第ではターゲットとなる文法事項を使用させる機会にもなる。

しかし,一歩間違えれば,英語によるコミュニケーションが,英語の知識・技能を習得するための道具になっている可能性がある。

……何を書いているのか分からなくなってきた(しなければならないことが他にある)ので,ここらで終わるとする。

ありがとうございました。

𠮷水

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