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【産後パパ育休通信Week3】 ベビーの成長を基軸とした「変化」

1ヶ月検診やお宮参りなど主要な行事を無事終えました。

ベビーの成長は日に日に実感する中でライフサイクルが変わってきている一方、休業期間も終盤に入り、自身の育休でのあり方・役割も変わってきている気がします。今回はそんな移り変わりをまとめています。

ベビーの成長

① 沐浴卒業

パパorママが浴槽で受け子となり、もう一方が洗い係をするオペレーション。

② 散歩解禁

お宮参りを機に散歩も解禁。基本気持ちよさそうながら、猛暑かジメジメといった気候であり、気候や日差しに応じたケアが必要。

③ 睡眠リズム調整

②の外気浴が気持ちいいのか疲れるのか、ますます昼夜の区別がついてきた。
寝かしつけで若干手こずるものの、その後の起床はだいたい2時、6時の2回程度となり、夜中の対応は実質1回のみと改善傾向にある。
その分、昼は起きている時間が長くなり、断続的にグズることも。

④ その他身体の変化

・体重もミルクの量も徐々に増え、文字通り息子の重みを感じる日々。
・握る力、蹴る力は強くなり、退院時の弱々しい姿とは別人のよう。
・オムツかぶれなのか乳児湿疹がひどい時期もあったが保湿を徹底し現在は解消。

長女の変化

⑤ 生活リズム改善

上記①を受け、風呂嫌いの長女も否応なく同時入浴となる。

風呂を嫌がる無駄な時間が削減されるなど、生活がベビー基軸となったことで長年の課題であった夜更かしは改善傾向に。

朝も(ベビーの泣き声がアラーム代わりなのかもしれないが)比較的スッキリ目覚めキチンと朝食がとれている。

⑥ お姉ちゃん意識の高まり

ベビー退院初日は、パパママとの時間を奪われた気持ちだったのか大泣きされた。

複雑な心境であったが、それ以降は「あっちの部屋で静かに遊ぼう」とか、「(ベビーが)ミルク吐いてるよ!」などと、弟を気遣う言動が見られ、急に大きくなった感がある。

過度な抑圧にならぬようケアは必要だが、親としては頼もしく、嬉しい変化である。

ママの変化

⑦ 家事分担

前回まで記載の通り、最初の2週間は家事の殆どを自分が担当してきたが、幸いベビーもママも予後が良好であり現在は炊事や買い物は半分程度ママが担うなど、分担が進んでいる。

⑧ 余暇を楽しむ

自分の育休期間中にママに息抜き外出してもらうことも重要なミッション。

授乳があるのであまり遠出はできないものの、「ちょっとそこまでショッピング」といったことは積極的にやってもらっている。

こうしたこともあってか、長女の産後のように心身が大きく消耗することはほとんどなく過ごせているように思う。

パパ(私)の変化

⑨ ルーティンの柔軟化

①に伴い風呂準備が簡素化されたほか、③により寝不足は解消されつつあり昼寝も減った。

反面、早起きになりルーティンの多くを朝方に片付けることが増えた。

ルーティンはその日暮らし、良くも悪くも適当に。。

⑩ オペレーション負担減

⑦や⑨に加え、出生関連の手続きが一服するなどしたことから自分の負担が減り、正直楽をさせてもらっている局面も増えた。

仕事と育児で忙殺されて(というのを口実に)後回しにしていた様々なメンテナンス(PC・スマホのバックアップetc.)も隙間でこなせるほど。

ワンオペだと大変だが、ツーオペだと逆に楽だな、と感じることも多い。

⑪ 「大変」「楽しい」の交錯

とはいえ、育児に定時はなく、ずっと家事育児をしている感覚(これが世に言う主婦の皆様の感覚なのだろう…)も根強い。

「諸々のタスクを朝方に片付けたら日中暇では」と思われるところだが、③の通りベビーは日中起きてグズることが増えたため何だかんだ対応しているうちに1日が終わるということもしばしば。

「日中いくぶん余暇はあるが深夜対応がキツい」ことと「夜は寝れるが日中の対応が断続的」ということはトレードオフといえる。

⑫ 体調悪化

在宅時間の長期化に伴う運動不足・水分不足のせいか痔が悪化。切れ痔に端を発するとみられる急激な悪寒と発熱に見舞われダウンしてしまう。まもなく回復したが思わぬアクシデントであった。

運動不足に起因した悩みはもう一つ。「疲れているのに眠れない」という夜が多発しているのだ。⑩の通り負担が減ったのは良かったが、その分、余計なことを考える隙ができたことも大きい。転勤のこと、子育てのこと、キャリアのこと…。

せっかくベビーは寝てるのに結局睡眠時間は無駄に削られ、疲れはあまり取れぬまま。ストレスか大型の口内炎が長引いたことも痛かった。

⑬ 育休ミッションの変容

序盤はママとベビーのケアが最優先でルーティンにフルコミット。やりがいや充実感も覚えるランナーズハイ状態であったように思う。

しかし終盤に差し掛かり、現実的に自分の復帰を見据える必要が出てきた。

育児(ママの育休期間)は自分が復帰しても続くわけで、家庭としては今のうちに復帰プログラムを模索しオペレーションをソフトランディングさせる必要がある。

そうすると、様々なオペレーションを徐々にママへ委譲していく必要があると考えるようになった。

例えば、長女の保育園送迎は短時間保育につき自身の復帰後はママにワンオペしてもらわざるを得ない。

自分が育休期間フルで送迎を担い続けることは必ずしも家庭のためになるとは限らない。だから自分としては練習をしたい(させたい)といった具合だ。

⑭ 士気低下

…ところが早朝の授乳負担や目下子どものウイルス感染症が蔓延していることからママは後ろ向きだったりする。

この点でいろいろ意見が対立し自身の思惑から外れていくうちに「じゃあもうどうでもいいよ」と内心投げやりになる自分もいる。

一方、⑦や⑩のように自分は手を抜けば楽をできる環境にある。

そうしてちょっとダラダラしてくることも出てきたのだが、次に出てくるのは「何やってんだ自分」的な負の感情。そうなるともう些細なことにイライラしてくる。。

たかだか5週間で士気低下など、1年近い育休を取る女性陣からすれば笑わせるなという話だと思うが、モチベーションを保ち続けることの難しさは感じる日々である。

それでも、自分の最優先事項は「家庭の和平(ママが平穏な育児環境を維持できること)」と決めており、ママの意見を尊重していく必要はある。

今後様々なワンオペを担っていくのはママであり、ママがやりやすい環境を模索していくのは当然のことだからだ。

そこの平衡感覚を探りながら落としどころを見出すことでソフトランディングを目指し続けるのだと思う。

千載一遇ともいえる今回の育休ですが、「で、結局取ってどうだったの?」という総括をする頃合いになってきました。個人的に育休を取るメリットはたくさんあると感じていますが、あえてデメリットにもフォーカスして検証していきたいと思っています。

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