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2月2週目!モビリティスタートアップの調達

こんにちは。自動車学校の運営、AI教習車の開発などを行うグループ会社のCVC、ミナミインキュベートのゆいぴがモビリティ関連のスタートアップ情報をマニアックにお届けするnoteです🚘。
(とはいえ、CVCとしては領域特化ではないのでその他の領域でもお気軽に)

国際物流のデジタルフォワーダー、FlexportがシリーズEで$935Mの調達

調達発表日:2022年2月7日
リード投資家:Andreessen Horowitz, MSD Partners / Stripeが戦略的出資
累計調達額:$2.2B
会社概要:2013年創業のFlexportはアナログ作業の多い国際物流業界をテクノロジーで変革する。電話やFAX、メールで複雑なやりとりがなされる業界で、プラットフォームとして運送事業者(航空、陸運、海運など)とのやりとりをデジタル化するだけでなく、荷物のリアルタイムトラッキングや機会学習を活用した貨物の積載効率の向上、蓄積するデータに基づいたファイナンス事業を手がける。100カ国以上に顧客を有して成長している。


ナイジェリアのオンデマンド自動車整備プラットフォーム、Mechoがシードで$2.7Mの調達

調達発表日:2022年2月9日
リード投資家:Future Africa
累計調達額:$2.7M
会社概要:Mechoはナイジェリアの35州にわたる審査済みの技術者7,000人以上のネットワークを構築し、質の高い自動車修理・メンテナンス業者と車の保有者をマッチングする、低価格で質を担保したサービスを提供する。サービスはBtoCの他、Shuttlers、Moove、Tolaram Group、KoboといったB2Bの顧客も対象としており、年間メンテナンスプランを組み込んだ保険も提供している。2019年にプロジェクトを開始し2021年4月に本格的に始動、YCsummer2021バッチにも入った。現在、2万台以上の車両を所有する40社の企業間取引先と取引しており、このうち2,000台以上の車両を整備している。


ケニアを拠点に公共交通にEVを導入するBasiGoがシードで$4.3M調達

調達発表日:2022年2月9日
リード投資家:Novastar Ventures
累計調達額:$4.4M
会社概要:2021年創業、公共交通のEV化に取り組むBasiGoはアフリカにおいて重要な移動手段であるバスを変革する。今回の資金調達でナイロビに組立工場を設立しEVバスの販売と配送を開始、今後5年間でナイロビ市内の交通事業者に1,000台以上を供給する予定。EVバスの普及を促進するため、同社は運転手に従量制クレジットを提供し、メンテナンスと充電サービスの提供も計画している。


VTOL航空機の開発、Odys Aviationがシードで12.4Mの調達

調達発表日:2022年2月10日
リード投資家:Giant Ventures
累計調達額:$15.9M
会社概要:2019年創業、短距離移動を強みとする垂直離陸型航空機を開発するCraft AerospaceはOdys Aviationに企業名を変更、今回調達した資金は今年予定されている一人乗りプロトタイプのデモフライトに充てられる予定。この飛行機は理論上9人の乗客と2人のパイロットを乗せ、高度3万フィート、時速約560kmで飛行し、最大1,600kmの航続距離を実現する。現状はプロトタイプのテスト段階であり、最初の本格的な飛行テストは2023年後半に予定されている。


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