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内集団バイアス

自己肯定のため? 組織あるある

自分”たち”は高評価

自分の所属する集団(内集団)を他の集団に比べて高く評価する傾向がある事です。

自分を高く評価してほしいため、自分の集団の評価を高めることは組織あるあるになるますが、意識する事で防ぐことが可能です。


社会的アイデンティティ理論

ヘンリー・タジェフル(1919-1982 ポーランド ブウォツワベク生まれ)は社会的アイデンティティ理論で説明しました。

内集団に属することそのものを評価したい気持ちを社会的アイデンティティは含むため、外集団よりも内集団を優位に位置づけようとします。その結果、内集団ひいき(内集団パイアス)という現象が生まれます。


内集団と外集団の失敗への認識

人は自分を評価する時と同様に、自分が属する内集団についても評価を欲します。自分と内集団のメンバーとの類似性を強く意識することで個人というよりは集団人となります。
そして各メンバーたちは、外集団よりも優れていると評価できる点を見つけていき、外集団の失敗はよく覚えていて、内集団のミスを都合よく忘れます。
また、内集団の失敗は「環境が悪かった」と考え、外集団の失敗は「努力を怠った」という具合に考える傾向にあります。


投資・FXでも気をつける

内集団バイアスは、投資やFX取引でも仲間内やグループでのコミュニケーションでも簡単に陥りがちです。

SNSなどで不特定多数の意見を集めたとしても、多くの場合は自身の選んだグループやチャンネルで偏りがあるためです。

結果、評価の基準が甘くなる傾向があるので、自身の過去の取引で得た感覚やヒストリカルデータを元にした上で、バイアスに陥らないように意識することを心がけましょう。

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