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感情ヒューリスティクス

好きか嫌いかの2点で判断は控えよう

経験則だけで判断?

感情ヒューリスティックとは、ヒューリスティクの中でも、対象物への感情によって、判断が変わることを言います。

人は、好きなものに対して、リスクを過小評価する傾向があります。言い換えると、経験則による判断になります。

問題解決や意思決定の際に、論理的な思考に基づくことなく、暗黙のうちに用いている非常に簡素な解決方法のことを指します。


なぜ起こるの?

素早く、そして効率的に問題を解決させる心理的な手っ取り早い方法であるからと言われています。そして感情ヒューリスティックスは、概ね何らかのリスクと利益を決定する際に利便性が良いため、多くの人が自然と解決方法として使ってしまいます。

簡易な思考で問題を解決することは、脳の負荷を下げるので知らず知らずにヒューリスティックスを活用して脳のエネルギーを節約していることがわかっています。


バイアスとの違い

「バイアス」という概念がありますが、よく混同してしまうことがあるので違いについて確認しておきましょう。

バイアスは、多くの人が同じように起こしてしまう判断ミスのパターンのことで、そのパターンは100種類以上あります。

この「バイアス」と「ヒューリスティック」の決定的な違いとして分かりやすい「バイアス」の説明は「ヒューリスティックスによって起こる判断ミスの中で、特に多くの人が陥るもの」がバイアスです。

簡単な説明として植物に置き換えると、「ヒューリスティックが根っこ」で「バイアスが葉」であると言えます。


FX・投資でも気をつける

ヒューリスティックスに関しては知識を深めるだけでは、投資などの実践に対応できるというものではありませんが、自身の相場での経験則に基づいて判断しているエントリーに関して、エントリー前に判断基準の見直しを行うことをおすすめします。

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