認知行動療法から学んだこと⑮ 先延ばしのデメリット
「切羽詰まらないとやらない」
というクセは子供の頃からありました。
試験も一夜漬けが多いし、夏休みの宿題をほったらかしして毎年のように「明日なんか来ないでほしい」と最終日に願っていました。
やらないことのデメリットが見えてないかったのだと思います。
例えば、部屋が散らかっていて「掃除しないと」と感じていても、なかなか手をつけられず先延ばししていたとします。
毎日そんな散らかった部屋に帰って、どんな気分になるでしょう。
私の場合は、多少散らかっている方が居心地は良いのですが、さすがに食べ残しとか生ごみが散らかっているのは嫌です。
「ん~汚い!」「掃除しなくちゃいけないのに、なんでできないんだろ」「私ってダメだなぁ」そんな気分になりますね。
もしかしたら「仕事でミスするのも掃除や整理整頓すらできないダメ人間だからかもしれない」と飛躍したネガティブ感情に陥るかもしれません。
ところが、意を決して掃除を始めると案外楽しかったりします。楽しいからはかどります。するとどうでしょう。
部屋もキレイになって気分もスッキリします。
そして「もっと早めにやっとけば良かったな」と感じるのです。
たぶん、掃除した日は部屋がキレイになった嬉しさでいっぱいになり、今まで先延ばししてきたデメリットなど思い返しはしないでしょう。
皆さんも、やりたいのに先延ばししている事はありませんか?
そんな時は、先延ばししている事についてメリットとデメリットを書きだしてみましょう。
例えば、掃除なら「めんどうくさい」「疲れる」というのが先延ばしのメリットになるかと思います。
デメリットは先程も同じような事を書きましたが「汚い」「できない自分を責める」「ネガティブ思考に陥る」などでしょうか。
デメリットの数ががメリットより多ければ、さっさと取り掛かった方が良いです。
今日の次の日という概念があるかぎり明日はやってきます。
いつまでそのデメリットを先延ばししますか?
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