見出し画像

大地の中に埋もれる

イケてる若い奴は忙しい

ボロボロのワゴンに乗って
ヘッドライトで夜道を照らした
僕たちは永遠の時を手に入れていたと勘違いしていた。
そう永遠に

満たされなくっても
何一つ気にしなかった

僕たちは何も知らなかったから
自分達の骨の休まる場所なんて

どうせ塵になって
忘れ去られて吸い込まれていく
この大地の一部分として

ただ虚しさと退屈さから逃げるために
安定剤はただの期限の先延ばし
今に地獄を見るだろう。

それでも僕たちは一切気にせず
ただ忙しい一日を過ごしていた。

君と僕はたくさんの罪悪感と共に惹かれていく

このセメントで塗り固められた大地に
悲しみと安堵を求めて

ルールなんて気にせず
怒りと悲しみは遠くに追いやって
想像以上の速さで世の中が過ぎていく

自分達をクズと罵って
偽りの懺悔なんてしなくていい

嘘ついても、君のことは君以上に知っている
僕たちは気にしないって事も

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?