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スタートアップに追い風の今、注目の起業家がU25世代に伝えたいこと

── 起業に興味はあるけど、何から始めればいいかわからない。そもそも自分に起業は向いているのだろうか。

大学卒業後の進路として、起業やスタートアップ・VCなどへの就職が増えている中、起業について漠然とした悩みや不安を抱えている学生も多く見受けられます。

2023年7月22日、東京ミッドタウン日比谷6F BASE Q HALLで、F VenturesはU25向けスタートアップの祭典「TORYUMON TOKYO 2023 Summer」を開催しました。

2017年から年2回開催し、19回目を迎えた今回は、若手起業家によるピッチや有名起業家のトークセッション、VCによるブース出展など、U25世代が起業に一歩を踏み出すための企画を実施しました。

この記事では第4部セッション「未来は起業家に学べ〜スタートアップ・エコシステムの現在、未来〜」の模様を紹介します。有名起業家4名が登壇し、起業のきっかけや事業アイデアの考え方、ビジネスを進めるうえで気をつけるべきことなどを語りました。

【登壇者】
・モデレーター 
久保田雅也様/WiL パートナー
・登壇者 
岩崎由夏様/株式会社YOUTRUST 代表取締役CEO
伊藤和真様/株式会社PoliPoli CEO
山本正喜様/Chatwork株式会社 代表取締役CEO
松本勇気様/株式会社LayerX 代表取締役 CTO


学生起業や会社員からの独立など多様な起業のきっかけ

久保田:まずは自己紹介とあわせて起業したきっかけを教えてください。

久保田雅也様/WiL パートナー
慶應義塾大学経済学部卒。伊藤忠商事を経て、リーマン・ブラザーズ証券、バークレイズ証券の投資銀行本部にて、インターネット・通信・メディアセクターを担当。2014年WiL設立とともにパートナーとして参画、主な担当投資先はメルカリ、STORES, RevComm, CADDi, Autify, Upsider、Next Web Capitalなど。Quartz Japanにて「Next Startups」、日経ビジネス「ベンチャーキャピタリストの眼」など連載中。NewsPicksプロピッカー、Twitterアカウントはkubotamas。

岩崎:株式会社YOUTRUST代表の岩崎です。今回の登壇者で唯一、会社員から起業しました。

岩崎由夏様/株式会社YOUTRUST 代表取締役CEO
大阪大学理学部卒業後、2012年株式会社ディー・エヌ・エーに新卒入社。採用担当として経験を積む中で、求職者にとってフェアでない転職市場に違和感を覚え、起業を決意。「日本のモメンタムを上げる 偉大な会社を創る」というビジョンを掲げる、株式会社YOUTRUSTを2017年に設立。2018年4月にリリースした、日本のキャリアSNS「YOUTRUST」は累計ユーザー数は約17万名。プライベートでは2児の母。

起業のきっかけは、前職のDeNAで採用を担当していた際、転職市場が求職者ファーストではないと感じたことです。そこから転職市場をより求職者思いなものに変えるため、起業を決意しました。

伊藤:株式会社PoliPoliでCEOを務めている伊藤です。政治・行政と国民をつなぐプラットフォーム「PoliPoli」を運営しています。

伊藤和真様/株式会社PoliPoli CEO
1998年生まれ、愛知県出身。慶應義塾大学卒業。大学進学後、俳句SNSアプリ「俳句てふてふ」を開発し、毎日新聞社に事業売却。18歳当時、2017年の衆院選で政治・行政と人々の距離が遠いという課題を感じ、2018年株式会社PoliPoliを設立し、政策共創プラットフォームを開発・運営。その他、経済産業省や総務省の有識者委員をつとめ、経済誌 「Forbes」 日本のルールメーカー30人などに選出。

起業のきっかけは、このTORYUMONを主催するF Venturesに起業させてもらったと言っても過言ではありません。

元々、F Venturesでアソシエイトとして働いており、スタートアップは夢のような仕事だと思っていました。そんな中、19歳のときに初めて参加した選挙で「政治や行政と国民の距離はなぜこんなに遠いのだろう」と疑問を抱いたんです。私はエンジニアでもあったので、プロダクトを開発してF Ventures代表の両角さんに見せたところ、応援していただき起業するに至りました。

山本:Chatwork株式会社代表の山本です。ビジネス向けのチャットサービス「Chatwork」を提供しています。

山本正喜様/Chatwork株式会社 代表取締役CEO
電気通信大学情報工学科卒業。大学在学中に兄と共に、EC studio(現Chatwork株式会社)を2000年に創業。以来、CTOとして多数のサービス開発に携わり、Chatworkを開発。2011年3月にクラウド型ビジネスチャット「Chatwork」の提供開始。2018年6月、当社の代表取締役CEOに就任。

起業したきっかけは、兄から誘われたことです。創業当初の2000年頃は、日本にインターネットが到来し、多くの人がその可能性にワクワクしている時代でした。

私はエンジニア志望で、起業するつもりは全くありませんでした。しかし、インターネットに感動した兄から誘われ、兄弟で学生起業しました。創業時はITに詳しかった私がCTO、兄がCEOになりました。その後、私が「Chatwork」を企画開発し、事業を拡大していく中で、CEOになったほうがよいのではないかと話し合い、現在はCEOを務めています。

伊藤:実は、山本さんはPoliPoliの株主でもあります。

起業して間もないスタートアップに投資する「エンジェル投資家」という言葉がありますが、山本さんはエンジェルを越えた神様のような存在です。事業で壁にぶつかったとき、山本さんにメッセージで相談すると、その日の深夜あたりに長文の返信が届きます。いつもそのメッセージを見返しながら、事業を進めています。


山本:私も起業当初は実績がなく、VCや投資家に相手をしてもらえず苦労しました。そういう苦しいフェーズを支えられるエンジェル投資家になろうと、累計77社に投資してきました。

松本:株式会社LayerXでCTOを務める松本です。経理業務の効率化ツール「バクラク」や法人カード「バクラクビジネスカード」などを提供しています。

松本勇気様/株式会社LayerX 代表取締役 CTO
東京大学在学時に株式会社Gunosy入社、CTOとして技術組織全体を統括。またLayerXの前身となるブロックチェーン研究開発チームを立ち上げる。2018年より合同会社DMM.com CTOに就任し技術組織改革を推進。大規模Webサービスの構築をはじめ、機械学習、Blockchain、マネジメント、人事、経営管理、事業改善、行政支援等広く歴任。2019年日本CTO協会理事に就任。2021年3月よりLayerX 代表取締役CTO就任。開発や組織づくり、及びFintechとPrivacy Techの2事業の推進を担当。2023年、LayerX LLM Labsを立ち上げ所長に就任

起業したきっかけは「30歳までに事業を成功させてお金に悩まなくて良い程度稼ぎたい」とぼんやり考えていたことです。

2011年頃、日本でスマホが流行り始めたときに、エンジニアとして非常に面白いテクノロジーだと夢中になり、スマホアプリを開発する会社を起業しました。2013年、Gunosy(グノシー)に入社し、上場やCTOを経験しました。2018年にDMM.comへ転職し、2021年からLayerXでCTOを務めています。
山本:松本さんは学生時代に「まずは一旦稼ぎたい」と思っていたのですね。起業やCTOを経験し、お金を稼いだときに心境の変化はありましたか?

松本:私の根本的なモチベーションとして、面白い人生を過ごすために、新しいテクノロジーに触れ続けていたいことがあります。

新しいテクノロジーに挑戦し続けるためには資金が必要なので、まずはお金を稼ごうと考えていたんです。お金に余裕が生まれてからは、LayerXで新規事業を立ち上げたり、若手起業家をサポートしたりと、好きなことができるようになりました。

久保田:日本では、お金のための起業というとマイナスのイメージを持たれるかもしれません。しかし、アメリカでは、お金のためではないというと逆に疑われます。貧しい国からアメリカンドリームを夢見てシリコンバレーで起業する人たちも多いですし。

起業家は職業というより生き方です。まとまった資金や経験を得て、好きなことにチャレンジし続ける人生は、まったく悪くないと思います。

起業家に向いているのは「止められてもやる人」

久保田:いま大学生に戻って進路を決めるとしたら、起業と就職のどちらを選びますか?

松本:私は起業を選ぶと思います。会社員が合わないこともありますが、一番の理由は若い時期に「意思決定」と「失敗」をたくさん経験したいからです。20代の時間と体力があり、お金と信頼がない期間にできることは、決断と失敗から学ぶことです。それらをより多く経験するには、起業のほうが適していると思います。

山本:私は、起業も就職もどちらも検討すると思います。

起業のメリットとして、昔と比べて資金調達が簡単になったことが挙げられます。これはスタートアップのエコシステムが発達し、若者を応援する投資家が増えたためです。

逆にデメリットは、IT起業する場合、大企業と戦わなければならなくなったことです。私が起業した2000年頃は、日本にインターネットが広まり始めた時代なので、大企業とスタートアップが同じスタートラインに立っていました。

就職の観点では、大企業ではなく一定規模のスタートアップで経験を積んでから起業し、成功する人が増えている印象です。

伊藤:止められてもやるくらいの意志があるなら、起業するのがオススメです。私は19歳で、若いうちに起業したことで、多くの人からサポートやチャンスをもらえました。

一方、私も山本さんに長文のメッセージで相談するくらいつらい時期があるので、迷わずに起業一択といえる人でなければ挫折するでしょう。就職にも、ビジネスの常識が身に付けられたり、起業してマネージャークラスを採用するときに話を聞いてもらいやすくなったりするメリットはあります。

岩崎:私が学生のうちに起業するかどうかは、そのときのバイブス次第だと思います。

ただ、今だから言えることは、起業につながる環境やコミュニティに身を置いているかどうかが重要ということです。

例えば、「トキワ莊」には手塚治虫や藤子不二雄などの多くの一流漫画家が住み、空いた部屋に若手漫画家を入れていました。そこに住んだことで、後に著名な漫画家となった方も多くいます。

起業が身近な場所に属することで、視座が上がったり、周りが引き上げてくれたりして、成功の確率を高められます。ちなみに私は地方の大学に通い、パン屋でアルバイトをしていたので、学生起業していたら失敗していたと思います。

山本:キャリアの観点では、起業に失敗した人は、就活で高評価を得やすい傾向があります。そのため、一度社長を経験することのリスクはほぼないです。

起業のリスクは、想像以上に小さい


久保田:起業するときにリスクや苦労を考えませんでしたか?

岩崎:私は根っからのポジティブ人間です。会社で問題が発生しても気持ちが折れることはないので、起業に向いているタイプだと思っています。ただ、性格は生まれつきのものです。起業家が凄いわけではなく、自分に合う役割を選ぶことが大切だと思います。

松本:自分の本心に対して嘘偽りのないモチベーションがある人は、簡単に折れません。モチベーションはお金のため等でも問題ないです。ただ、思ってもいないのに「世の中を変えたい」と言う人は折れやすい印象があります。

伊藤:若いうちに起業するメリットは、失敗しても取り返しがつくことです。起業の経験はキャリアに必ず生きるので、考え過ぎずに起業することも悪くありません。起業のリスクといえば、メンタルを病んで挫折してしまうことくらいだと思います。

岩崎:キャリアにおいて、起業はノーリスクです。前職で中途採用を担当していたとき、起業経験者はとても高評価でした。私が会社を辞めて起業するときも、失敗してもキャリアにはプラスになると考えていました。

松本:取り返しのつかない失敗を防ぐためには、大人にサポートしてもらうことが重要です。山本さんのようなエンジェル投資家に相談できる環境があれば、人生を棒に振る失敗はしないと思います。

事業アイデアがなければ大規模な市場を選ぶのもあり

久保田:起業に興味はあるけど事業アイデアが浮かばない学生に、どんなアドバイスがありますか?

松本:ChatGPTをはじめとする大規模言語モデルの領域は、とてもチャンスです。インターネット初期のように、大企業とスタートアップが同じスタートラインに立っているためです。

むしろ新技術に触れる時間がある学生のほうが、有利といえます。

山本:大規模言語モデルを扱うなら、何かと掛け合わせるのがオススメです。大規模言語モデル自体を開発することは、資金や能力が限られる学生には難しいでしょう。

岩崎:もし事業アイデアがなければ、成長産業かつ市場規模が大きい分野を探します。私は「自分がいなくなった後も成長し続ける会社を作ること」をモットーにしているからです。例えば、人材業界でも新卒採用の領域は、少子化により明らかな縮小傾向にあるので選びません。

伊藤:領域選びで大切なことは、10年続けられるかどうかです。斜陽産業でない限り、10年続けられれば、何かしらの成果は出ると思います。

久保田:伊藤さんは10年コミットしたいと思える政治・行政の領域に、どのように出会いましたか?

伊藤:政治や行政に興味を持ったきっかけは、街頭演説を見て「なぜこんなにアナログなことをしているのだろう」と違和感を覚えたことです。その後、エンジニア目線で政治の領域を見ると、課題が山ほどあることがわかり、これを解決したら社会に大きな影響を与えられると思いました。

山本:やりたいことが見つからなければ、課題が多いマーケットに飛び込むことで、成果につながり楽しくなる可能性はありますね。

伊藤:学生起業した友人とよく話すのが「最初から今ほど大きなミッションは掲げていなかったし、もっと雰囲気で始めたよね」ということです。やはり取り組んでいく中で、ミッションが大きくなったり、事業が楽しくなったりすることはあると思います。

まずはやってみるときに、エンジニアはコードを書いてPDCAを回せるので有利です。

松本:エンジニアは採用するのも難しいですからね。ただ、コードが書けなくても起業はできます。実は、私はCTOに就任してからコーディングを始めました。スキルは後からでも身に付けられると自信を持って言えます。

伊藤:PoliPoliのCTOも人間的に面白いから採用したので、私のほうがコードを書くのが得意でした。

山本:最近はノーコードツールだけでシリーズAに到達するスタートアップもいるので、簡単なプロダクト開発から始めてみるのもオススメです。

仲間集めは量と自分と異なるスキルのある人を選ぶことが大切

久保田:会場からの質問です。創業初期の仲間集めはどのように進めましたか?またオススメの方法はありますか?

岩崎:私はブルドーザー形式で採用しました。採用はとにかく断られるので、数を打つのがセオリーです。例えば、CTOは知り合いのエンジニアをリストアップして、上から順に会っていく中で採用しました。

私はエンジニアではないので、プログラミングを学べる「Progate」で勉強しながら、リストアップした人にどんなコードを書くのか見せてもらっていました。

山本:私もCTOを探している起業家には、プログラミングに触れてみることをオススメしています。プログラミングスクールに入れば、エンジニア志望の人と出会えるうえ、エンジニア同士で意気投合することもあります。

松本:最初に採用するならアウトカム志向のエンジニアであることが重要です。要は、綺麗なコードだけにこだわる人ではなく、時にはトレードオフも理解しつつコードは雑でもCEOと一緒にPDCAを回してくれる人です。

松本:20名ほどの規模までは、一緒にPDCAを回せるエンジニアがいれば十分です。

久保田:1人目を採用するときに、気をつけることはありますか?

岩崎:1人目は自分と異なるスキルがある人を誘うのがオススメです。最初に私と同じく採用が得意な人とチームを組んで、何も進まなかった経験があります。

創業時に会社の目的や決定権者を明確に決めておこう

久保田:こちらも会場からの質問。メンバー間のいざこざを防ぐためには、何をすればよいですか?

松本:まずは会社の目的をぶれないものにすることです。もし意見が分かれても、会社の目的を判断基準にできるためです。また会社の規模が大きくなった現在は、ガバナンスに気をつけています。簡単に言えば、社員が自分をクビにできる牽制装置を備えておくことです。

例えば、会社の成長を考えると退任したほうがよい経営メンバーが、私利私欲のために居座り続けた場合、健全な経営ができなくなります。

山本:創業初期や資金調達による拡大フェーズ、上場のタイミングなどで、経営陣に求められるスキルは変わります。そのため成長段階に合わせて適切なメンバー交代を行うことを、創業時から決めておくのがオススメです。

また、社長や決定権者を定めておくことも重要です。経営陣の意見が割れた場合、最終的に誰の決定に従うのかは、ある意味でドライに決めておくべきだと思います。

伊藤:PoliPoliでは毎月、創業メンバー3人で「フィードバック会」を開いています。例えば、お互いの良い点や悪い点、自分がどのようなキャリアを歩みたいのか、そのためにいくら稼ぎたいのかなどを、本音で語り合う時間です。月1でも本音で話す機会を設けることで、喧嘩別れのリスクはほぼなくなります。

資金調達は「この人に出資してほしい」と思う投資家に熱くプレゼンする

久保田:こちらも良い質問。投資家やVCに出資してもらううえで、注意点や工夫したことはありますか?

伊藤:「絶対にこの人に出資してほしい」と思う投資家やVCに熱くプレゼンすることで、資金調達を決めてきました。このやり方で断られたことはありません。

久保田:投資家の目線でも、誰でもよいのか、自分に出資してほしいのかは、起業家のプレゼンを聞いてると感じ取れますね。投資家も人なので「あなたに出資してほしい」と言われれば、一緒にやりたいと思う確率は高いと思います。

山本:エンジェル投資家の立場からいえば、なぜ私に出資してほしいのかを必ず聞きます。その際、テンプレのような回答だと感じた場合は、他の投資家を紹介しています。

岩崎:私は誰を紹介者にするかを重視します。

例えば、山本さんに出資してほしい場合、山本さんから信頼が厚いAさんに紹介してもらうのと、信頼の薄いBさんに紹介してもらうのでは、成功確率が変わります。

山本:VCとつながるときは、どの担当者に話を聞いてもらうのかも重要です。同じVCの中でも、自分とコミュニケーションを取る上で相性の良い人と悪い人がいますからね。

松本:前職でCVCをやっていたときは「あなたしか知らないファクトは何ですか」と必ず聞いていました。ネットで調べた情報しか持っていない人は、お断りしていましたね。

20代の努力や経験は決して無駄にならない

久保田:最後に、20歳の自分にアドバイスするとしたら、どんな言葉をかけますか?

伊藤:迷っているなら立ち止まり、どうしてもやりたいのなら即行動することです。アクションを起こせば大人も応援してくれるので、まずは行動することからだと思います。

松本:20代のがむしゃらな努力は、無駄にならないと伝えたいです。当時、食事と睡眠以外の時間はコードを書き続けていて、その努力が今に生きています。

山本:自分が作った事業やプロダクトに初めてお客さんが現れたときの感動は、何物にも代えられない喜びがあると伝えたいです。今でも最初のお客さんの名前を覚えています。

岩崎:人生は残りの時間とパワーの投資です。自分のリソースを何にどれだけ使うのかをよく考えることが大切だと思います。
久保田:若いということは、それだけリスクを取れるということ。やり直しができるうえ、早いうちに経験を積むことで時間の価値を最大化できますよね。仮にいま起業して失敗したとしても、その後で大企業やコンサルは雇ってくれると思います。むしろその経験が価値になるかと。

ぜひ果敢にリスクをとって、起業にチャレンジしてみてください。

TORYUMON第四部セッション「未来は起業家に学べ〜スタートアップエコシステムの現在、未来」集合写真

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