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仕事中、元カノに取材したくなった

あくびを噛み殺し、眠気覚ましのガムを口に放り込む。PCの画面を眺めながら働くフリをする午後。

noteで業務関連の記事を漁っていると「エッセイ広告」なるものが目に入った。

別に広告運用はしていないし、ネット広告の鬱陶しさはどうにかならないのかと感じている側の人間だが、エッセイ広告は良いかもしれないと思った。もちろんクオリティによるだろうけど、書き手の人間味を感じれるし、読み物として楽しめるのは好感が持てた。

そんな上から目線なことを思っていた僕にある妙案が浮かぶ。

「エッセイ広告」というスタイルで「養ってくれる人を探すというのはどうだろう」

わりと前から真剣に考えていた。「ヒモになるにはどうすればいいのか」仕事中に閃いたのも「働きたくない」という強い意志からだったのかもしれない。

「養ってくれる人」に届く「エッセイ」を。心を込めて書こうではないか。

しかし、いざnoteにログインして書き始めようと思っても出だしが浮かばない。

「養ってくれる人」っていうターゲット難しすぎない??

まずはググろう。Safariを立ち上げて検索窓に「養いたい」と入力する。「男子高校生を養いたいお姉さんの話」というマンガがヒットした。

「養いたい」のサジェストはなんだ??僕は後ろにスペースを入れる。

「これは…養われたい側しか検索してないのでは…」

そりゃあそうだろう。「養いたいから養って欲しい人を探すぞ☆」みたいな女性がそんなにいるわけがない。だって出会ったことないもん。

薄々、気づいていたのだ。そんな簡単に「ヒモ」という座を掴むことはできないと。しかし、ここで挫けてはいけない。現実という名の絶望に打ち勝たなければ希望ある未来を手にすることはできないのだから。

「そうだ、相手へのメリットを考えよう」

自分を養うことで、相手がなにを得ることができるのか。僕は自分本位になりすぎていてた。まずは相手のことを考えるべきだったんだ。

「ユーザーファースト」そんな知ってるような知らない単語が頭をよぎる。

メリット…メリット…メリット…自分はなにを与えることができる?考えるんだ。脳を働かせろ。お忘れかもしれないが仕事中である。

そして答えにたどり着く。






「ないな」

考えたけど、なかった。まず「長所」とか聞かれても答えに困る。タバコは吸うし、お酒も飲む。料理でもできたら良かったのだが、あいにく野菜を炒めるくらいしかできない。

そんな僕でも何人かお付き合いさせてもらったことがあった。同棲していたこともある。だからこそ、今問いたい。

「僕のなにが良かったの??」

元カノたちに取材したいなどとアホなことを思いながら、ひとまず目の前の仕事を片付けることにした今日の午後。

結果的に「別れた」ということが答えな気もするが、これ以上は悲しくなるのでやめておく。

それでは最後にこの曲を。特に理由はないけど、口ロロで「00:00:00」

余談。この記事のタイトルは最初「働きたくなさすぎて脳味噌がバグりはじめる」にしようかと思っていたが、なんかネガティヴだなと感じて変更した。タイトル付けるのが毎回の悩み。

この文章をお読みになられているということは、最後まで投稿内容に目を通してくださったのですね。ありがとうございます。これからも頑張って投稿します。今後とも、あなたの心のヒモ「ファジーネーブル」をどうぞよろしくお願いします。