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読書の日記(7/25-31)

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ゆる言語学ラジオ、「は」は主題の提示、大感動/『組織デザイン』、ヒエラルキーの登場、大感動/10連勤の発見/お母さんとディジュリドゥ/吉祥寺の記憶、ロロ『ここは居心地がいいけど、もう行く』/『ショットとは何か』、グリフィスとフライシャー/「人は対話をする。それは、自分を変えようとしている人が取り組むコミュニケーションである」/フヅクエ10周年、フヅクエがなくなった未来の想像/かわいさとかっこよさ/山口くんの4年、阿久津くんの21年、3年後にフジロック/プルースト、突如6巻が終わる/西荻窪シフト/『象は鼻が長い』、ただのガノニヲの微力さ!

7月25日(月)

店にちくりんが入ってきて連れの知らない人と本棚の前でこそこそ話をしている。それがいつまでも続くのでソファ席にいた僕はちくりんのところにいって、しゃがみこみ、肩をつかみ、あのさ、わかってるよね、なんでわかっててそんなことできるの、みんな本読んでるんだよ、ここにいる人たちに敬意を払えよ、と静かに強く言う。大学の友だちが何人か、店の手伝いみたいな感じでいて黒いエプロンをしている、敬ちゃんもその一人でソファにふんぞり返ってその様子を関心なさそうに見下ろしていた。
それで店を出ると地下駐車場のようなところで向こうから久保が来た。久保は僕の知らないふたりと一緒にいて、何か企んでいるようだった、駐車場を出て向こうの小高くなった林のところに入っていく、すると大浪漫のブッタさんが待ち構えるようにいて、久保に向かって「車今日も出します?」と聞いている。
そのあと道端で西山と出くわした、ちくりんのこと以外にももうひとつ大学の同級生がフヅクエを邪魔してくる事案が今日はあったみたいで、それは僕を押しつぶしてくるような感じがあったらしく、西山の顔を見たら安心したのか泣きべそをかいた。今日こんなひどいことがあってさあ……
西山と話していると突然お前は無印の商品を持っているわけでもないのに無印に就職したいやつみたいやな、みたいなことを言われ、言えてる〜! と思った。暗い坂道で母と伯母のあいだを猫が飛んでいた。ボール状になった猫をバレーボールの要領でふたりはレシーブしたりトスしたりしていて、最後には蹴り始めた。ひどい光景だった。池袋とかの本屋にいると社長なのか重役なのかとにかく偉そうな人が近づいてきて僕に和やかに話しかけた。

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