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元アイドルオタクが元オタクを隠してしまうとき

中高大、社会人と青春時代をアイドルに注いだ生粋のアイドルオタクが当時、そこまで親しくない人に何の音楽が好きか聞かれ、必ず「ゆず」と答えていたことを思い出した。もちろん、ゆずもわたしの中では青春のバイブルである。幾度となく聞いてきたし、カラオケでは必ず歌っていた。しかし、一番好きと言われると違う。当時は嵐だ。あらしっくである。

なぜ「ゆず」と答えていたのか。思春期だったのだろうか。なんだか恥ずかしかったのかもしれない。引かれてしまうのではと思っていたからかもしれない。そして、今でも元あらしっくです。ジャニオタです。アイドルオタクです。とは言えないでいる。今の嵐は国民的アイドルの代表格なのでファンもたくさんいるし、なんなら堂々と言えるはずなのになぜか言えないでいる(笑)

今、ふと思い出したことがあった。コロナ前に会社で嵐好きを公言している人がコンサートの嵐がどんなに素晴らしいか熱弁しているとなぜかアリーナ時代の嵐が好き(ドヤ)とマウントをとっている人がいた。そのときはあたかも知らないかのように「そうなんですねー」と相槌を打ったが、「見た目はメロン 味だけレモン」が無限ループで映像とともにずっと頭の中で流れてしまうということがあった。その日の帰りの電車で『アレルギー』を聞きながら帰った記憶がある。追ってはないがなんだかんだ今でも好きなのである。

周りの人にはアイドル、ジャニーズは詳しくないですよー。なんならまったく知らないです。感を出しているようにも思う。

そんな自分を想像してなんだか面白くなったので文字に起こしてみた。それだけ。

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