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【不登校】普通、になりたい#4

自分がHSCだという事実に、ふゆは絶望した、といいました。

こんなに辛く感じるのが病気じゃなくて、ママの言うとおり気質なら

治らないものってことだから

普通が良かった

普通になりたかった

そう言って泣きました


私は、変わってるねーと言われると嬉しくなってしまう凡人です。

自分が人と違ってると言われると、自分が特別な気がして嬉しく感じます。

しかしふゆは、普通になりたいと言いました。

みんなが当たり前にできることにエネルギーがいるタイプの人間だと言われることは

悲しい事実だったのです。

普通の感覚の人になれなくても、気質とうまくやりながら、学校が楽に過ごせる場所にできないだろうか

と、私は考えました。

ふゆ自身が学校に行けないことを苦痛に思っている

そんなに苦痛に思わなくていいよと言ってもなかなか難しい

なら

一緒になんとか行ける工夫ができたら


本当に学校にいかないと言ってからの数日間は覚えていなくて・・・・

普通に家でダラダラ過ごしていたのだと思います。

私も思うほど焦りもイライラもしてなかったような。

それはきっと、学校が今のふゆにとっては精神を蝕む危険な場所であることを、理解したからかもしれません。

校門をくぐれないふゆを、目の当たりにしたから。

普通になりたいと泣いたふゆを見たからでしょう。

でもずっとこのままでいいと思っていたわけではなくて。

安全な場所になるように、、そこに尽力したいと思ったわけです。


数日たってから、、(おそらく、一週間とかそんなもんかと、、)ふゆとどうたら行けそうか?という話をしました。

結果

・クラスの席が端っこの後ろなら大丈夫そう
・腹痛が心配なのでとりあえず給食の前に帰ってこれるなら大丈夫そう

ということで。

担任の先生と話してみることになりました。

全く問題ないということで、

半日登校が始まりました。

つづく。

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