見出し画像

【山歩き記録 第74歩】伊豆三山(城山~葛城山~発端丈山)(2023年2月27日)【海&富士山!】

前日の十国峠に続き、静岡遠征2日目。この日は伊豆三山と言われる城山、葛城山、発端丈山を縦走します。(日程的には連続ですが、地理的に離れているので、「第○歩」は別でカウントしました。)

十国峠の記録はこちら↓

コース概要

地理院地図に書き込み

大仁ホテルを出発し、狩野川を渡った先のセブンイレブンで補給。登山道に入り、分岐から城山を往復します。

葛城山へは、地形図にも線が無い背面登山道、西側の登山道、ぐるっと回って東から登る登山道の3ルートがありますが、背面登山道は下調べで急登とのこと、東側は遠回りすぎると思い、行き帰りともに西側の登山道を使いました。

発端丈山を越え、下りは海へ。分岐で三津か長浜かどちらかに下りられますが、今回は三津の方に下りました。

記録

8時15分、大仁ホテルを出発。大仁ホテルは高台の上にあり、ホテルの窓から富士山を望むことができます。まずはここから60mほど標高を下げていきます。

下る途中から見る城山(右)。クライミングスポットともあってゴツゴツしていますね

踏切を渡り、次いで狩野川大橋を渡ります。

狩野川大橋

橋の先にセブンイレブンがあり、トイレを借りることもできます。水やゼリーを買って準備を整えます。

少しだけ歩く土手からの景色がいい感じです。

道・城山・川・電線・河津桜

しばらく舗装路を歩くと、城山登山口に着きます。車が数台停まれるスペースもあります。

城山登山口にある案内図
ここにもミスター
登りの途中、クライミングルートとの分岐があります
ハイキングルートは、この分岐から城山まで往復します

城山の分岐からは、少しずつ高度を上げながら、道が狭くなっていき、少しスリリングです。9時45分、本日の1座目、城山に到着。狭い山頂ながら、眼下の街並みを一望でき、北の方には富士山を見ることもできます。

城山山頂。本日の相棒はトナカイさん
石造り?の立派な案内板があります
ぎりぎり富士山が視界に入ります

分岐に戻り、葛城山を目指します。しばらく快適に森の中を歩きます。

城山→葛城山の道
「万古不易の美観あり」…と言うには木の枝が邪魔ですが、その言葉の響きがかっこいい
「背面登山口」。下調べでかなりの急坂とのことで、今回は使いません。
←発端丈山、葛城山→の分岐

分岐からは、これから登るのにもったいないなーと思いながら、少し標高を下げていきます。車道に合流して少し歩くと、「かつらぎ山登山口」の看板があります。矢印は左を向いていますが、右に登る道もよく使われていて問題ないと下調べで分かっているので、右の道を使います。

ここから登ります

つづら折りの道で一気に標高を稼ぎます。山頂を前にフライングするように富士山が見えます。山頂の喧騒を思うと、この斜面から見る富士山の方が趣深く感じられます。

斜面から美しい富士山

つづら折りの先が分かりづらいので記録をば。下りで間違えて直進してしまわないよう先人が枝を置いてくれていますが、僕は同じ場所で登りのとき間違えてしました。

下りは、直進ではなく、右。先人が枝を置いてくださっています。
登りは、左ではなく、右のロープ沿い。先人に倣って少し枝を置いておきました。

登り切ると、舗装路に出ます。11時8分。葛城山は、伊豆パノラマパークという観光地になっており、にぎわっています。

ここに到着します。ロープがありますが、備えあるハイカーならまたいで問題なし。
葛城山の案内板

着いたところがちょうどボードウォークというものの起点だったので、歩いてみます。数分で、天城山が良く見える展望台に着きます。(あと鐘があります)

さえずりの丘展望台から天城山
幸せの鐘

ボードウォークを戻り、こんどは山頂展望台を通って碧テラスへ。かつらぎ茶寮でかきあげうどんをいただいて休憩します。室内でゆっくり食べるもよし、テラス席から富士山を望みながら食べるもよしで、ボリュームもあって疲れた体にちょうど良かったです。

山頂からは、箱根~富士山~南アルプスを一望できます
こんなに長い南アルプスを見たのは初めて
贅沢すぎる足湯(タダ)
にぎわう碧テラス

ロープウェイ駅にトイレがあるのでお借りして、来た道を戻ります。つづら折りの急坂を下り、分岐をこんどは発端丈山の方へ曲がります。

小さくアップダウンし、益山寺への分岐をすぎたのち、一か所急坂があったと記憶しています。そこを登り切り、もうしばらく行くと、山頂が「見え」ます。

木々の先に、いかにも「山頂」な青が見えた瞬間!

13時3分山頂。発端丈山の山頂は小さな草原になっています。地元というおじい様が一人、山頂で写真を撮っていて、少し言葉を交わしました。曰く、「起きたらとても天気が良かったので、登ることにした」とのこと。地元の方にとっても、この日は絶好のコンディションだったみたいです。

発端丈山山頂
葛城山との違いは、何と言っても草原が気持ちいいことですが、もう一つは伊豆半島西の海岸が見えることです
天城山や葛城山も見えます

下山開始。少し下ると一つ目の分岐があります。直進すると「三津北口」というまた違う登山口に行けますが、海岸に行きたいので、ここは左へ。

今回は「三津中央口」を目指します

ここからは、長い急坂をひたすらジグザグに下っていきます。ここを逆に登るのはなかなか辛そうです。急坂を終えると長浜方面との分岐があるので、右の三津方面に曲がります。

坂の途中から見える、地元のおじい様が教えてくれた展望(下調べで知ってたけど笑)。木々が絶妙な額縁となって、淡島と富士山を際立たせているように思います
また途中に「展望台」がありますが、さっきの景色の方が美しいです
看板が傾いていたりして少し不安になりますが、ここを右に行きます
こんな感じで鉄板が敷かれていたり、意外と整備されています

14時20分、三津バス停まで来ましたが、沼津行きのバスには30分ほどあるので、少し海岸を歩いてみました。

内浦漁協から
近くのセブン横の駐車場。富士山が見えるので、しばらくここでのんびりしていました
日差しで輝く海
青空に舞う猛禽類の何か
セブン印の救命艇⁈

14時56分のバスで沼津駅へ。乗っていると、富士山だけに雲がかかっていくのが見えました。これだけ晴れていても、富士山は雲を作ってしまうのですから、難しいものです。

沼津駅近くの「沼津魚がし鮨 江戸前鮨 沼津店」で「うみゃ~ずら丼」(=海鮮丼)(ちょっと言うのが恥ずかしくてぼそぼそしてすみませんでした)を食べました。他のお店は昼営業と夜営業の間はやっていないことも多いですが、このお店は15時すぎという中途半端な時間でも開いているのでおすすめです。

スマホカメラのせいで黄色くなってしまっていますが、とても美味しいですし、これだけでなくカニ汁も付いてきます

各種情報

コースタイム:5時間15分

標高:26m(狩野川大橋周辺)~452m(葛城山)~2m(内浦漁協周辺)

眺望:城山から東側、葛城山から富士山・天城山など、発端丈山から富士山・南アルプスなど

トイレ:セブンイレブン伊豆修善寺熊坂バイパス店、葛城山ロープウェイ駅、セブンイレブン伊豆三津シーパラダイス前店

危険個所:城山手前は足元にやや注意。発端丈山からの下りは急坂だが、木々が密で触れるところも多いので、それほど怖くない。

アクセス:大仁へは伊豆箱根鉄道(ICカードが使えないので注意)。沼津エリアは3社のバスが走っており、時刻表の相互検索ができないので、どのバス会社のバス停かを把握することが大事。今回使った三津バス停(沼津駅行き)は東海バス。

三津バス停のすぐ横に三津郵便局バス停があり、こちらは伊豆箱根バスの運行で、伊豆長岡駅に行くことができます。

下り先を長浜ではなく三津にするのは、この2路線が使えるから少し便利、というのもあったり。

沼津周辺の路線図はこちら。

周辺情報:今回は大仁ホテルに泊まりましたが、大仁駅周辺の3つのホテルはどこも魅力的でした。

高台にあり景色良好、コスパが売りの伊藤園ホテルズが経営する大仁ホテル。

駅から徒歩5分で源泉かけ流し温泉と季節料理が楽しめる一二三荘。

ドーム型の小屋に泊まれて人数が多いほど単価が安くなる、隣の温泉施設も利用可能なホテルオリーブの木。

「記録」でも紹介しましたが、海鮮丼を食べるなら、15時すぎという中途半端な時間でも開いている沼津駅近くの「沼津魚がし鮨 江戸前鮨 沼津店」がおすすめです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?