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【山歩き記録 第66歩】二ツ塚(下塚)~腰切塚(2022年10月2日)【富士山を見上げる絶景】

ふとしたことから、週末・期間限定で御殿場口新五合目へのバスが出ていることを知りました。御殿場周辺は雲が出やすい場所ですが、折良くこの日は雲が少なそうだったので、この機会に御殿場口新五合目から歩いてきました。

二ツ塚の上塚まで含めるとコースタイム的に帰りのバスに間に合うか微妙だったので、上塚はスルーしましたが、結果的にかなり時間には余裕があった&腰切塚に着いた頃には雲に覆われてしまったので、上塚に行っても良かったかもしれません。

コース概要

地理院地図に書き込み

御殿場口新五合目からスタートし、二ツ塚の下塚に登頂。幕岩と御胎内に立ち寄り、水ヶ塚公園へ。腰切塚の展望台を往復しておしまい。

記録

10時20分、バスで御殿場口新五合目に到着。バス停の目の前に登山口がありますが、こちらは夏専用で、この時期は封鎖されています。

御殿場口新五合目バス停

少し引き返した場所にトイレがあり、トイレ前の駐車場の奥に登山口があります。登山口から歩き始めて早々、案内の無い分岐があります。幕岩に行くなら直進ですが、二ツ塚に行くなら右に入ります。またすぐ、封鎖されていた登山口からの道と合流します(封鎖する必要あったのか…?)。その先が大石茶屋です。営業はしていませんでした。

大石茶屋から見下ろす
大石茶屋横の分岐。左から、下塚、上塚、宝永山、富士山

快晴の空に富士山が映えています。ここで富士山登山道を右に分け、左のロープに沿って二ツ塚に向かいます。

二ツ塚といえば、ヤマノススメであおいたちがトレランをした場所であり、下りで一歩3メートルも進むと作者のしろさんが紹介していた道。他にも下調べで「ずるずる滑って登りにくかった」との報告も見ていて、7月に歩いた須走ルート砂走りを逆走するイメージかと恐々としていました。が、砂走りほど足が埋もれることはなく、短い急坂が少し滑る程度で、難しくはありませんでした(その急坂も、前を歩いていたガイドさんに連れられた小学生たちは、大きく迂回して避けていました)。

11時15分、下塚に到着。美しい富士山。夏に富士山に行ったときは、五合目あたりは霧に覆われて見上げることができなかったので、この距離で見上げるのは初めてです。

下塚山頂
下塚の鳥居
下塚から見下ろす風景。おそらく箱根の山々

下塚で少しゆっくりしていると、山頂付近に雲が出てきました。これが広がっていくとはこのとき思っていなかったのですが…。

手前から、上塚、宝永山、富士山

上塚への道は、地形図に無く、山と高原地図でも点線で書かれる道ですが、この日もけっこう多くの人が歩いていましたし、不鮮明や危険という感じには見えませんでした。ただ、見た目とは裏腹に、下塚より100m以上も高く、等高線も密なので、急坂に挑む心の準備は必要でしょう。冒頭に書いた通り、コースタイム的に上塚に挑む準備をしていなかったので、今回はスルーしました。

さて、下塚から下りたら、次は幕岩に向かいます。面白いことに、上塚-下塚ラインを境に、御殿場側は一面の砂ですが、富士宮側は緑が増えていきます。

四辻
四辻から、奥に駿河湾や伊豆半島がぼんやり

四辻からしばらく下ると、滑りやすい急坂を経て、林の中に入ります。途中、太い道のような地面とクロスしますが、人工物を目印に、惑わされないように進みます。

先ほどまでと打って変わって林の中

幕岩へは、道中の分岐から、少し荒れた急坂を5分弱下る必要がありました。

幕岩上分岐

12時15分、幕岩。説明の看板も置いてあって、それによると、幕岩は過去の長い溶岩流の一部なのだとか。

幕岩

分岐まで登り返して、こんどは御胎内に向かいます。20分ほどで分岐に到着。少し道が分かりにくいですが、案内板があります。

御胎内上の案内板

御胎内は、柵の中に小さい洞穴があります。「崩落後、修繕したが、完全ではないので、入らないで」(要約)と書いてあったので、昔は入れたのでしょう。知らなかったです

須山御胎内

先ほどの分岐に戻り、林の中を30分ちょっと歩くと、水ヶ塚公園に着きました。

水ヶ塚公園入口

空が開けたので富士山を振り返ると、分厚い雲が…。ということで結果は見えてしまっているのですが、時間もあるので、腰切塚に登ります。看板を見ると「20分」と書かれていましたが、歩き慣れている人なら10分もかかりません。腰切塚には新しめの展望台があり、周囲の木々の上から見渡すことができます。

腰切塚
山頂は隠れましたが、一面の林は一見の価値あり
全方角に案内板があります。例えば西
腰切塚から西側の展望

14時10分、腰切塚から下りて山歩き終了です。水ヶ塚公園には「森の駅 富士山」があり、その食堂でかき揚げ蕎麦をソフトクリームをいただきました。

水ヶ塚公園案内図

各種情報

コースタイム:3時間50分

標高:1440m(御殿場口新五合目)~1804m(二ツ塚下塚)~1450(水ヶ塚公園)

展望:御殿場口新五合目~四辻は森林限界より上。腰切塚は360度の展望台あり。それより雲が出やすい場所なのでそちらの運が大事。

トイレ:御殿場口新五合目、水ヶ塚公園

危険個所:四辻~幕岩にやや急な滑りやすい砂地あり。幕岩上~幕岩はやや荒れた急坂。

アクセス:御殿場駅から期間限定で御殿場口新五合目・水ヶ塚公園へのバス。なお、2022年秋について、運行会社である富士急モビリティの新着情報の記載は不正確なので注意。3つの異なる開始日が書いてありますが、9月17日~10月30日が正確です。また、「時刻表はこちら」のリンクを押しても時刻表は出てきません。「富士急 秋季ハイキングバス」などと検索して出てくるこちらのリンクのPDFが正解です。

https://bus.fujikyu.co.jp/pdf/rosen/fujitozan/hiking_timetable_fare_202210.pdf

あるいは、兄弟会社である富士急静岡バスのHPに、富士宮口へのバスとあわせて記載されているので、こちらを見ても良いです。

周辺情報:水ヶ塚公園の森の駅富士山では、食事もできるしお土産も買えます。

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